語り継ぎたい“反戦平和・世代友好「8.15」シリーズ” 【日本僑報社発】日本僑報社は戦後75年に当たるこの夏、“反戦平和・世代友好「8.15」シリーズ”の刊行書籍を、公式サイト上にまとめました。 以下はその一覧です(順不同、記載内容は出版当時のもの)。反戦平和と日中友好を考え、次の世代に語り継いでいくために、このシリーズ書籍にぜひご注目ください! ◆反戦平和・世代友好シリーズ17『2019年の「8.15」』 日中友好8.15の会 編 ――日中友好8.15の会(日中友好元軍人の会)が編集・発行した機関誌「8.15」の2019年1〜12月号(第590〜601号)の合本。歴史を知り、未来を考える上での必読書! ◆『忘れえぬ人たち―「残留婦人」との出会いから』 神田さち子著、日本僑報社刊 ――女優・神田さち子のライフワーク『帰ってきたおばあさん』。日本〜中国各地での公演活動と様々な出会いを綴った渾身の半生記。 ◆『さち子十四歳 満州へ―戦中・戦後
看護婦として―』 安川操著、日本僑報社刊 ――第二次大戦時、看護婦として中国へ渡った日本人少女は、戦後も現地の人たちと心を通わせた。戦時下の苛烈な日々を生き抜いた日本人女性の実話に基づいた感動の児童文学。 ◆『強制連行中国人 殉難労働者慰霊碑資料集』 強制連行中国人殉難労働者慰霊碑資料集編集委員会編、日本僑報社刊 ――慰霊碑の活動の記録は、戦争の悲惨さや平和の大切さをあらためて問いかける。悲惨な歴史と、市民による慰霊碑の建立や慰霊活動について幅広い角度から事実を正確に記録した初めての一冊。 ◆『私が出会った日本兵―ある中国人留学生の交遊録』 方軍 著、関直美 訳 ――中国十大ベストセラー『我認識的鬼子兵』の邦訳。旧日本兵の実像を追い、戦争の残虐性を問う。 ◆『私記 日中戦争史』 志々目彰 著、ジャーナリスト・本田勝一氏
推薦 ――太平洋戦争緒戦の勝利からその壊滅にいたる興亡の三年半を、幼年学校と予科士官学校という帝国陸軍の揺籃で過ごした著者が、自らの経験から吐露する日中不戦の訴え。忘れられようとする日中戦争の史実を掘り起こし、軍隊と国民のあり方を問う。 ◆『鬼子又来了―中国の若者が見た元日本兵・謝罪の旅』 劉燕紅、塩谷保芳 著、太田直子、武藤倭文子
訳、段躍中 監修 ――中国人若手記者が、元日本兵・塩谷保芳氏の15回に上る中国謝罪の旅を取材。82歳になる塩谷氏の生の証言を日中両国語で記録。 ◆『沈黙の語りべ―中国の抗日戦争を支えたモノたち』 樊建川 著、『沈黙の語りべ』翻訳グループ
訳 ――中国の庶民にとって、そして一兵士にとって、あの戦争は何だったのか……。中国人の体験した戦争が、鉄兜や胸章、日用品といったモノを通していま、語られる! ◆『偽満州国に日本侵略の跡を訪ねる―二十一世紀の中国の旅』 青木茂 著 ――2000年から2005年の間に私は5回訪中し、中国東北部「偽満州国」に残る日本の侵略の跡を訪ねました。その訪中の記録をまとめたのが本書です(「まえがき」より)。 ◆『ところてんの歌/涼粉之歌』(日中対訳版) 鶴文乃 文、大隈博 訳 ――昭和20年8月9日、原子爆弾が長崎の大地を砕いた。その衝撃の中、病気の母親のために買い求めたところてんが入ったアルミのボウルを、少女は死んでも手放さなかった……。長崎への原爆投下により、父と長兄を失った著者が実話をもとに創作。「核なき平和な地球」を考える一助に! ◆『つくる会の歴史教科書を斬る―在日中国人学者の視点から』 王智新、趙軍、朱建栄
編著 ――「アメリカにある関連資料から見る南京大虐殺」「日本の歴史教科書に見られる細菌戦記述について」など、在日中国人学者の視点から「つくる会」の歴史教科書を分析・批判した初めての一冊! ◆『和一水 ――生き抜いた戦争孤児の直筆の記録』 和睦 著、山下千尋、M川郁子
訳、康上賢淑 監訳 ――旧満州に取り残され孤児となった著者。1986年の日本帰国までの激動の半生を記した真実の書。過酷で優しい中国の大地を描く。 ◆『尊厳−半世紀を歩いた「花岡事件」』 旻子 著、山邉悠喜子
訳、「私の戦後処理を問う」会 編 ――「花岡事件」は歴史の公道をただす平和への使命を負って、半世紀に亘って苦しい歩みを続けてきた――。多くの史料をもとに、この歴史的事件を客観的に、最も詳細に記述したドキュメンタリー。 ◆『赤い夕陽と黒い大地―ある日本少年の満州經歴』 竹内治一 著、タン志剛
訳 ――日本が満州事変により占領した中国東北部につくりあげた傀儡国家「満州国」……(1945年、日本の敗戦とともに消滅)。その地にいた日本人、中国人らの悲惨な実態を小説化した。医学博士である著者の渾身作を日中2カ国語で届ける! ◆『琅ヤの炎』 李世光 著、山邉悠喜子
訳 ――中国人民解放軍の李世光指導員の自伝であり、初の日本語版。かつて日本人解放軍兵士であった山邉悠喜子氏が翻訳し、同じく元解放軍兵士の本スエ子氏らが編集協力した。 ※『琅ヤの炎』の「ヤ」は、正しくは「王へんに牙」。 |