東京2020オリンピック開幕 中国人大学生の関連作文を紹介 【日本僑報社発】7月23日、東京2020オリンピックの開会式が行われる。開会式直前の21日に、日本僑報社が2018年、2019年に開催したオリンピックをテーマにした「中国人の日本語作文コンクール」最優秀賞(日本大使賞)受賞作文を読者に紹介した。 ★黄安hさんの作文「車椅子で、東京オリンピックに行く!」 (2018年第14回日本語作文コンクール 最優秀賞・日本大使賞受賞作) 京都での短期交流プログラムに参加した黄さんが、日本の進んだバリアフリー文化に接し、元体育教師で現在は車椅子で生活する祖母の「オリンピックを見に行きたい」というかねてからの夢を東京五輪でかなえてあげたいという、心優しく、かつ強い思いが感じられる感動的な作品。東京五輪を目標にしている点も、日中未来志向の1つの形として好感が持てたという評価が多かった。 全文http://duan.jp/news/jp/202107212.htm 第14回「中国人の日本語作文コンクール」受賞作品集 中国の若者が見つけた日本の新しい魅力 ―見た・聞いた・感じた・書いた、新鮮ニッポン!― ISBN 978-4-86185-267-1 2000円+税 上の写真:2018年2月28日、外務省の取り計らいで、(公財)東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(本部・虎ノ門ヒルズ)を表敬訪問した黄さん。中国語の話せるスタッフに最新型の車椅子について説明していただく機会を得た。 ★潘呈さんの作文「東京五輪で誤訳をなくすため、私にできること」 (2019年第15回日本語作文コンクール 最優秀賞・日本大使賞受賞作) 来日時に見かけたおかしな中国語訳をなくすために、ネットを通じて正確な翻訳を提供するサービスを行いたいという、日本語を学ぶ若者らしい熱意とユニークな発想にあふれた作品。数次にわたる審査の中では、「東京五輪への夢」をテーマに選んだことも日中未来志向の1つの形として好感が持てたという評価が多かった。 全文http://duan.jp/news/jp/202107213.htm 第15回「中国人の日本語作文コンクール」受賞作品集 東京2020大会に、かなえたい私の夢! ―日本人に伝えたい 中国の若者たちの生の声― ISBN 978-4-86185-292-3 2000円+税 昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で延期となったが、今年の開催実現は大変喜ばしいニュースとなった。世界的な困難を乗り越え、東京オリンピックという一大イベントで世界にポジティブなエネルギーを広げていく日本に、今、中国の若者たちだけでなく、世界中から注目と期待が集まっている。 |