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中国人の日本語作文コンクール
 
 
 
  日本僑報社・日中交流研究所主催の第13回「中国人の日本語作文コンクール」で最優秀賞(日本大使賞)を受賞した宋妍さん(河北工業大学)が、副賞の「日本1週間招待」を受けて2月26日から3月4日まで来日、東京都内に滞在し、関係各所を訪問しました。
  「日本語の勉強は大学生になった4年前から始めた」という宋さん。学習歴4年とは思えないほど流暢な日本語で、受賞の喜びと感謝の気持ちを述べてくれました。滞在中はかなりのハードスケジュールでしたが、宋さんにとっては日本人との交流や日本理解をいっそう深める、またとない機会になったようです。
皆様にはここに改めて深く感謝を申し上げます。

日本僑報社・日中交流研究所
編集長・所長 段躍中
 
>> 表彰式の詳細は こちらのページをご覧ください



  ◆2018年2月26日(月)午後、空路到着
     


 

  午後1時ごろ、宋妍さんは羽田空港に無事到着しました。

 その足ですぐ、都内の事務所に福田康夫元首相を表敬訪問、段躍中編集長が同行しました。福田元首相は、宋さんの受賞の喜びの声を聞き「日本語の語彙が豊富ですね」とたいそう感心された様子でした。

 宋さんは「今年は北京大学大学院に進学する予定です。引き続き日本語の勉強を続け、将来は日中両国の架け橋として活躍したい」などと力強い抱負を述べました。

 続いて午後4時半、科学技術分野における日中交流に尽力する沖村憲樹元科学審議官〔国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)特別顧問〕を表敬訪問。第13回「日本語作文コンクール」受賞作品集『日本人に伝えたい中国の新しい魅力』を進呈し、宋さんが受賞の喜びを述べたほか、受賞作「『日本語の日』に花を咲かせよう」について報告しました。


  ◆2月27日(火)
     








 

  午前10時半、元駐米大使の藤崎一郎・日米協会会長を訪ねました。

 宋さんは流暢な日本語で作文コンクールについて報告、藤崎教授からはお褒めの言葉をいただきました。

 

 

 

 続いて正午前、作文コンクールを長年応援してくださり、同コンクール顧問でもある東京大学の高原明生教授(現代東アジア政治)を訪ね、コンクール受賞の報告をしました。東大の学生食堂で日本式のおいしいランチをいただいたのも、楽しい思い出となりました。

 

 

 

 

 午後1時半、日本語作文コンクールのメディアパートナーである朝日新聞社(本社・築地)を表敬訪問。中村史郎編集局長らが出迎えてくださいました。コンクールへの温かなご理解とご支援、そしてコンクールに関する一連の報道について、改めて感謝の意を表しました。また、この時間を利用して、朝日新聞記者の取材を受けました。

 朝日新聞本社からほど近く、“東京の台所”として世界に知られる築地市場を見学。まもなく移転する歴史的名所でもあるため、宋さんはスマホで何枚も写真を撮っていました。


 続いて午後4時ごろ、銀座の東京華僑総会を表敬訪問。機関紙「華僑報」の江洋龍編集長に受賞作品集を進呈したほか、コンクールについて報告しました。

 

 

 


 港区三田の慶応義塾大学のキャンパスを1時間ほど見学。歴史ある校舎をバックに記念撮影をしました。

 午後5時、同大からほど近い港区芝の「島田総合研究所」に、代表の島田晴雄先生(首都大学東京理事長)を訪ね、受賞の喜びを報告。最近の中国事情などについても率直に意見交換しました。


  ◆2月28日(水)
     






 

  午前9時半、浜松町の東芝本社ビルにある東芝国際交流財団(作文コンクール協賛)を表敬訪問しました。北京での作文コンクール表彰式(2017年12月12日)にも出席された大森圭介専務理事らが迎えてくださり、宋さんと段編集長らは改めて受賞について報告するとともに、コンクールへの温かな支援に感謝の意を表しました。

 その後、お天気に恵まれたこの日は、東京駅から徒歩で外務省へ向かいました。途中、皇居外苑を通り、日比谷公園内にある“中国革命の父”孫文とゆかりの深い日比谷松本楼を見学しました。松本楼に展示されている歴史的交流を伝える貴重な資料の数々に、感銘を受けた様子の宋さんでした。

 正午前、外務省を訪れ、中根一幸外務副大臣を表敬しました。中根副大臣から「宋さんのような若い世代が果たす役割は極めて重要であり、日中両国の架け橋として更に活躍されることを期待する」などと激励の言葉をいただきました。

※ 外務省HP「最優秀賞受賞者による中根外務副大臣表敬」
http://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/c_m1/cn/page3_002394.html 
※「中根一幸外務副大臣を表敬訪問  第13回作文コンクール最優秀賞受賞者」  http://duan.jp/news/jp/20180228.htm 

午後1時ごろ、株式会社ドンキホーテホールディングス(作文コンクール協賛)を表敬訪問。

北京での作文コンクール表彰式(2017年12月)にも出席された髙橋光夫専務取締役兼CFOにお会いして、改めて喜ばしい最優秀賞受賞について報告。コンクールへの変わらぬ支援に感謝の意を表しました。現在、同社の社員として働く第9回作文コンクール受賞者の孫愛琳さんも同席され、作文コンクールの“後輩”に当たる宋さんに励ましの言葉をかけてくださいました。

その後、“若者の街”渋谷を散策しつつ、NHKへ。

午後4時半より、NHK国際放送「NHKワールド」の番組収録を体験しました。宋さんは、少し緊張気味でしたが、世界のリスナーに向けて作文コンクールでの体験や受賞の喜びについて中国語で一生懸命、伝えました。


  ◆3月1日(木)
     












 

  午前10時半、鳩山友紀夫元首相を表敬訪問。鳩山元首相は宋さんを歓迎し、近著の話題書『脱 大日本主義』(平凡社新書)をサイン入りで贈呈してくださいました。宋さんは「大変勉強になります」と喜ぶとともに感謝の気持ちを伝えました。

 

 

 

 正午には、宮本雄二氏(元中国大使)主催の昼食会に招かれました。

 作文コンクールは2005年の第1回から、在中国日本大使館にご後援をいただいています。2008年の第4回からは当時大使であった宮本氏のご理解、ご支援のもと、最優秀賞に当たる「日本大使賞」を設置、現在に至っています。段編集長らは宮本元大使の変わらぬご支援に対し、心からの感謝の意を伝えました。

 

 

 午後2時、丹羽宇一郎元中国大使(日中友好協会会長)を表敬訪問。丹羽氏は大使在任中に2回、作文コンクール表彰式に出席され「日本大使賞」を授与されるなど、この活動に深い理解を寄せられています。この日は、丹羽氏より新著『日本の未来の大問題』(PHP研究所)、『死ぬほど読書』(幻冬舎新書)をサイン入りでお贈りいただきました。

 

 

 午後3時、衆議院第二議員会館会議室で開催の「国会懇談会」(日本僑報社主催)へ。近藤昭一衆議院議員(日中友好議員連盟幹事長)、西田実仁参議院議員、伊佐進一衆議院議員をはじめ出席者の皆さんと、和やかな雰囲気の中、日中交流の今後などについて活発な意見を交わしました。

 

 

 午後4時、永田町の自民党本部に二階俊博幹事長を表敬訪問。同党国際局長の小泉龍司衆議院議員も同席されました。

 二階幹事長は、作文コンクールに深い理解を寄せられ、毎年のように来日した受賞者を激励してくださいます。昨年はまた、話題書『二階俊博―全身政治家』(石川好著)が日本僑報社より刊行されました。段編集長らからは受賞作品集『日本人に伝えたい中国の新しい魅力』を進呈するとともに、深い感謝の意を表しました。

 小泉議員は同党国際局長に就任されたばかりで、宋さんとの面会が「初の外交デビューになった」とのことでした。

  お土産に、安倍晋三首相による「不動心」という揮毫の入った飾り皿をいただきました。

※ 関連報道
〔二階幹事長の「琴線に触れた」――宋妍さんの作文「『日本語の日』に花を咲かせよう」〕(「にほんごぷらっと」石原進氏)
http://goo.gl/DWK4bQ 

 夜は、岩本桂一外務省中国モンゴル第一課長主催の夕食会に招かれました。東京の夜景をバックにおいしいディナーを堪能しつつ、岩本課長をはじめ若手外交官たちと交流を深めました。


  ◆3月2日(金)
     



 

  忙しいスケジュールが続きますが、この日午前は自由行動でした。宋さんは短いながらも有意義な時間を過ごしたようです。

 昼は、小島康誉・新疆人民政府文化顧問主催の昼食会に招かれました。日本僑報社から多くの著書を刊行されている小島氏には、いつも多方面にわたり温かな応援をいただいています。

 

 

 午後4時過ぎ、日本中国友好協会(東京・浅草橋)が発行する機関紙「日中友好新聞」の単独取材を受けました。

 夜は、一般財団法人霞山会を訪問したのち、夕食会に招かれました。打ちとけた雰囲気の中、中国の最新事情や日中関係などについてフランクに語り合いました。


  ◆3月3日(土)
     




 

  前日に続き、午前は自由行動。

 午後1時、「第3回日中教育文化交流シンポジウム」の開催を前に、会場の日本教育会館(千代田区一ツ橋)で前参議院副議長の輿石東先生を訪ねて表敬しました。受賞作品集『日本人に伝えたい中国の新しい魅力』を進呈したほか、受賞について報告しました。

 午後2時から、同会館で開かれた「第3回日中教育文化交流シンポジウム」(主催・公益財団法人 日本中国国際教育交流協会)に出席。宋妍さんは「基調発表」として受賞作品「『日本語の日』に花を咲かせよう」を流暢な日本語で披露しました。

 続くパネルディスカッションには、中国側から宋さんをはじめ、郭可純さん(第12回コンクール1等賞受賞者)、徐博晨さん(東京大学大学院留学生)、日本側から市川真也さん(早稲田大学4年生)、宮川咲さん(公益財団法人国際文化フォーラム職員)、鈴木由希さん(中華圏エンタメライター)が登壇。日中の若者同士が互いの国の文化や教育などについて、率直な意見を交わしました。コーディネーターを段躍中編集長(日中交流研究所所長)が務めました。

※ 関連報道
「朝日新聞が「日中の大学生ら交流」シンポジウム伝える」
https://duan.exblog.jp/26537597/ 
「『両国青年が中日友好を話し合う』、人民網が日中交流シンポについて詳しく報道」
http://duan.jp/news/jp/20180304.htm 
「第3回『日中教育文化交流シンポジウム』記録」(永野剛氏)
http://duan.jp/news/jp/201803032.htm 

 夜は、同シンポジウムの懇親会に参加。出席者たちとざっくばらんに感想を述べ合うなど、いっそうの日中交流を深めました。


  ◆3月4日(日)午前、空路帰国
     

 

  宋さんは「毎日忙しかったですが、とても意義深い1週間でした。この貴重な体験を胸に、中日の架け橋となるべく、これからも頑張ります!」と話していました。

 なお、宋さんの日本訪問には、指導教師の高良和麻先生が同行されました。

 宋妍さん、大変お疲れ様でした。関係者の皆様にはこの度のご支援、ご協力、誠にありがとうございました!



 


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