第18回中国人の日本語作文コンクール 応募総数3362本に! 【日本僑報社発】日本僑報社は6月15日、今年(2022年)の第18回「中国人の日本語作文コンクール」(主催:日本僑報社・日中交流研究所、株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス、公益財団法人東芝国際交流財団が協賛、朝日新聞社がメディアパートナー、在中国日本国大使館などが後援)の応募作品集計を発表した。 今回の日本語作文コンクールは、中国の学校で日本語を学ぶ中国人学生を対象として、5月20日から31日までの12日間にわたり作品を募集した。 集計の結果、中国のほぼ全土にわたる28省市自治区の大学や大学院、専門学校、高校など205校から、延べ3362本もの多くの作品が寄せられ、昨年の3198本を上回る応募数となった。 特筆すべき点としては、今回、中学校、高校および専門学校が20校を超えたことで、これはコンクール史上初めてのことである。 第18回のテーマのコンセプトは「日中国交正常化50周年を思う」。これに沿ったテーマおよびテーマごとの応募数は、@日中両国民の親近感を高めるために私が出来ること(1456本)、A街中にあふれる誤訳を減らそう――私の解決策(285本)、B日本語を教えてくれた先生への「感謝状」(737本)、Cコロナ禍で暮らす――共に闘う三年目の記録(884本)。 詳しい集計結果を見ると、応募総数3362本のうち、男女別では女性が2654本、男性が708本。女性が男性の約4倍に上り、圧倒的に多かった。 地域(行政区)別では、青海省、チベット自治区を除く中国のほぼ全土にわたる28省市自治区から応募があった。最多は遼寧省(513本)、次いで広東省(374本)、浙江省(367本)と、日本語学習者が多いとされる中国沿海部と東北部からの応募が上位を占めた。 今後は、数次にわたる審査員の厳正な審査により、応募作品の中から最優秀賞(日本大使賞)(1本)、1等賞(5本)、2等賞(15本)、3等賞(40本)の計61本に加え、佳作賞(約100本)が選出される予定。
主な副賞として、最優秀賞受賞者には「日本1週間招待」の特典、3等賞以上の受賞者には安田奨学財団の応募資格が与えられる。 3等賞以上の入賞作は「受賞作品集」として書籍にまとめられ、日本僑報社から出版される。さらに年末には「表彰式・スピーチ大会」を予定している。 また、主催者は先ほど、今回の日本語作文コンクールの「園丁賞」を発表した。具体的には1校で50本以上の応募があった学校を授賞対象としており、今回は江西農業大学南昌商学院(154本)、大連民族大学(137本)、武漢理工大学(113本)、寧波工程学院(104本)、湖北文理学院(100本)など25校を表彰することとなった。 ※ 第18回「中国人の日本語作文コンクール」応募者一覧 http://duan.jp/jp/2022all.htm ※「園丁賞」受賞校一覧 ※中国人の日本語作文コンクール総合案内 |