「日本のここが好き!これが好き!」

作文コン受賞者囲む交流会開かれる

 

 

一部参加者による記念写真

 

 

【日本僑報社発】日本僑報社主催・第14回「中国人の日本語作文コンクール」の受賞作品集『中国の若者が見つけた日本の新しい魅力―見た・聞いた・感じた・書いた、新鮮ニッポン!』の刊行を記念し、現在日本に留学などで滞在する歴代受賞者を囲む交流会「『日本のここが好き!これが好き!』を語る」が1124日(土)午後、東京・豊島区の西池袋第二区民集会室で開催された(同社主催)。

 

交流会のテーマは、最新刊の受賞作品集にちなんだ「『日本のここが好き!これが好き!』を語る」。

 

歴代の受賞者である、丁亭伊さん(第10回3等賞)、陳星竹さん(第11回2等賞)、郭可純さん(第12回1等賞)、朱杭珈さん(第12回3等賞)、そして今年の第14回コンクールで3等賞を受賞した陳詩雨さん、尚童雨さんの6人を迎え、それぞれが考える「日本のここが好き!これが好き!」「私が見つけた日本の新しい魅力」などについて語ってもらった。

 

また、一昨年の第12回コンクールで最優秀賞の日本大使賞を受賞し、今年4月から関西学院大学大学院に留学している白宇さんらは書面で日本体験談を報告した。

 

交流会にはゲストとして、作文コンクールの審査委員である岩楯嘉之氏(元NPO法人日中交流支援機構事務局長)、高柳義美氏(元日本語教師)、支援者の小島康誉氏(新疆ウイグル自治区政府文化顧問)、港区区議会議員中前由紀氏、立志会前理事長五十嵐貞一氏らが出席した。

 

その中で、書面で報告した白宇さんは、来日当初、自分の日本語が日本人の店員に伝わらなかったことに大きなショックを受けたという。しかし、その経験を通して「自分の変なプライドを捨て、留学生活では『わかりません、教えてください』という謙虚な姿勢が大事だということに気付いた。その日から、私は『知らない単語ノート』を作り始めた。知らない単語があったら、すぐメモを取って、また整理して壁に貼り、覚えるようにしている。焦らないで!」と一層努力を重ねる日々について紹介した。

 

また、その日本語が通じなかったエピソードと感想をまとめ、朝日新聞の読者欄「声」に投稿し、掲載された(2018年8月3日付)こと、夏休みに関西学院大学の学生による「西日本豪雨水害ボランティア活動」に参加し、土砂の掃除を手伝ったことなど、充実した留学生活を送っている現状が報告された。

 

交流会ではこのあと、歴代受賞者たちが日本の印象や体験談を交えて、会場の参加者と和やかに交流した。

 

【受賞者体験談】(書面報告)

 

*白宇さん(第12回最優秀・日本大使賞、関西学院大学大学院)「焦らずに諦めずに」http://duan.jp/news/jp/20181123.htm

 

*邱吉さん(第13回1等賞、関西大学大学院)「従一本獲奬作品集説起」 http://duan.jp/news/2018/1120.htm

 

*史蕊さん(第13回3等賞、広島大学大学院)「正是這場比賽,這篇作文,徹底改変了我的人生」http://duan.jp/news/2018/11202.htm

 

*呉希雅さん(第14回3等賞、静岡大学)「日本で楽しんでね」 http://duan.jp/news/jp/201811242.htm

 

◆『中国の若者が見つけた日本の新しい魅力―見た・聞いた・感じた・書いた、新鮮ニッポン!』(日本僑報社刊) http://duan.jp/item/267.html 

 

呉希14回中国人の日本語作文コンクール受賞作品集