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中国人の日本語作文コンクール
 
 
 
  日本僑報社・日中交流研究所主催の第10回「中国人の日本語作文コンクール」で最優秀賞(日本大使賞)を受賞した上海・東華大学の姚儷瑾(よう・れいきん)さんが副賞の「日本1週間」で2月1日から8日まで、初めて日本を訪れました。
  駆け足の1週間でしたが、姚さんが日本で得た収穫は非常に大きかったようです。
 皆様には、ここに改めて深く感謝を申し上げます。
2015年2月吉日
   日本僑報社編集長 段躍中
 
>> 表彰式の詳細は こちらのページをご覧ください
 
 2015年2月1日(日)姚儷瑾さん成田国際空港(成田空港)に到着。
 
 2月2日(月)
午前11時、浜松町の東芝国際交流財団(日本語作文コンクール協賛)を訪問。
晴天に恵まれたこの日は、東芝ビルの39階から、スカイツリーや林立する高層ビルなど東京の街を展望しました。
お昼をはさんで朝日新聞(日本語作文コンクール協賛)の取材を受ける。 日本での初めてのランチは、築地魚市場で本場のお寿司をいただきました。
その後、銀座で朝日新聞のカメラマンに写真撮影をしていただく。
この時の記事が3日付の朝刊「ひと」欄に掲載されました。
日本語作文コンクールの受賞者が同欄で紹介されたのは初めて。  

午後3時に池袋で東京新聞とNHKの取材を受けた後、日本僑報社で開かれた「日本語教師座談会」に参加。中国で日本語を教えた経験を持つ先生方と、熱心に意見交換をしました。夜は、池袋の居酒屋で開かれた姚さんの歓迎会に出席。日本語教師ら約20人が集まり、にぎやかに交流しました。

 
 2月3日(火)
午前は、上智大学に前駐米大使の藤崎一郎・特別招聘教授を訪ねました。藤崎教授からサインをいただき、姚さんからは、日本語作文コンクールの受賞作品集『「御宅(オタク)」と呼ばれても』(日本僑報社)を進呈しました。
昼には、六本木・全日空ホテルで開かれた宮本雄二・元中国大使主催の昼食会に出席しました。宮本元大使の流暢な中国語を交えて、2時間近く懇談しました。
午後3時、株式会社ドンキホーテホールディングス(日本語作文コンクール協賛)を訪問し、橋光夫専務取締役と懇談。
午後4時、丹羽宇一郎・前中国大使に都内の事務所で会い、今回の受賞を報告しました。

午後5時には、朝日新聞社を訪問し、石合力・国際報道部長と親しく懇談。この時の模様が、4日付で報道されました。また前日の「ひと」欄掲載紙を記念にお贈りいただきました。  ※朝日新聞2月4日付(電子版)
午後6時半、国際交流研究所の大森和夫・弘子夫妻宅での宴席に招待いただきました。
大森夫妻には、日本語を学ぶ中国人学生の感想文コンテストの入賞作品集『日本に対する偏見が解けてゆく』(日本僑報社)など著書・編著書が多数あります。
 日本語作文コンクールの前身は、大森夫妻が個人として2004年まで12回続けられた「中国の大学生、院生『日本語作文コンクール』」です。それを継承する形で2005年から弊社・日中交流研究所が「中国人の日本語作文コンクール」を開催し、昨年は10年の節目の年を迎えました。
 宴席では、これまでのコンクールをめぐる苦難や喜びをふりかえるとともに、出席者一同、姚さんのさらなる活躍を願いました。


福田・鳩山両元首相、自民党の高村副総裁らを表敬訪問

 2月4日(水)
午前は、参院の輿石東副議長を表敬訪問。姚さんの受賞作などを収めた『「御宅(オタク)」と呼ばれても』を進呈したほか、受賞について報告しました。
午後は、都内の事務所に福田元首相を表敬訪問し、日本語作文コンクールのもようや日ごろの日本語学習の成果などについて報告。福田元首相から激励の言葉をいただきました。
 続いて、外務省に城内副大臣を表敬訪問。副大臣からは、今回の受賞に対するお祝いの言葉に続き「日中関係がいかなる状況にあっても、若者同士の相互交流は極めて重要。日本政府としても青少年交流を大変重視している。将来は日中両国の架け橋として活躍されることを期待する」などと励ましの言葉をいただきました。
外務省サイト報告
 その後、都内で開かれた国会議員との懇談会に出席。近藤昭一衆院議員(元環境副大臣)、西田実仁参院議員、菊田真紀子衆院議員(元外務大臣政務官)ら約30人と和やかに交流を深めました。席上、姚さんは「日本人は皆やさしく、街もきれいです。夢は記者になること。今、大学3年生ですが、卒業したら日本の大学院に留学したい」などとあいさつ。
 近藤議員は「日中関係は政治的にはよくないと言われているが、人と人は仲良く交流しており、多くの人が友好を進めたいと考えている。作文コンクールは有意義であり、どの応募作品も上手で感心している」などと感想を述べられました。

 
 2月5日(木)
午前は、自民党の高村正彦副総裁、また鳩山由紀夫元首相をそれぞれ表敬訪問。
『「御宅(オタク)」と呼ばれても』(日本僑報社刊)を進呈し、最優秀賞受賞や初来日の印象などを報告しました。
 午後は、都内霞が関の文化庁を訪れ、青柳正規長官に最優秀賞受賞を報告。
 その後、千葉商科大学の島田晴雄学長を訪ね、受賞作品集を進呈するとともに、中国での日本語学習事情などについて親しく懇談しました。
 

NНKラジオ出演や記者会見を体験

 姚儷瑾さんは2月5日夕方、NHKラジオ第1「私も一言!夕方ニュース」に生出演しました。
ラジオには、ゲストとして姚さんとともに日本語指導教師の岩佐和美さん、日本僑報社の段躍中編集長らが出演。コメンテーターとして『NНK特派員は見た 中国仰天ボツネタ&マル秘ネタ』(日本僑報社刊)の著書があるNНK解説委員・加藤青延氏が出演。
 「アニメがつないだ日本と中国 〜中国人の日本語作文コンクールにみる若者の声」と題して、姚さんには受賞作に込めた思いや中国の若者事情などを、また岩佐さんには中国の日本語教育事情などを、それぞれの角度でお話しいただきました。
 


 2月6日(金)
午後は、都内の日本記者クラブで姚さんと指導教師の岩佐和美さんが会見。また段躍中編集長と作家の石川好さんがコンクールの概要、意義について紹介しました。
 記者会見で姚さんは「日中関係が悪くなって戦争になるのはとても嫌です。戦争になれば誰かが死ぬことになります」としっかりした日本語で述べた上で、「いまでもウェブでの交流を続けており、日中間の友好促進を信じたい。若者中心の時代になれば関係は良くなる」と強調しました。
 20歳の姚さんは、日本記者クラブでは「これまでで最年少のゲスト」とのことですが、ベテラン記者の質問に1つひとつ誠意を持って答えました。
その後、都内で「日中友好新聞」(日中友好協会機関紙)の取材を受け、同日夜は港区の駐日中国大使館で開かれた「2015留日学人春節招待会」に出席。
程永華大使、韓志強首席公使、白剛公使参事官(教育担当)をはじめ、招待を受けた中国人留学生、大学教授らとともに、まもなく迎える旧正月の「春節」(今年は2月19日)を祝いました。

PPT (パワーポイント)で作成
 
 2月7日(土)
 都内を見学し、その夜は、中国人留学生のための宿舎「後楽寮」での春節会に出席。
日本語作文コンクール後援団体である日中友好会館の武田勝年理事長、また同じく後援団体である日中協会の白西紳一郎理事長にそれぞれ受賞を報告
 中国の海外向けニュース週刊誌「北京週報」(電子版)の駐日記者から取材を受けるなど、積極的に活動しました。
夜、姚さんは全ての公式活動を終了。
 その夜は、瀬野清水氏(元重慶総領事、共著に日本僑報社刊の『日中対立を超える「発信力」』など)の自宅を訪問し、日本の家庭の温かな雰囲気を味わわせていただきました。
 

 2月8日(日) 空路帰国

 姚さんは日本での1週間の活動を通して、「忙しかったけれど、日中各界の人々と交流できて光栄でした。貴重な体験を胸に、これからも頑張ります」と新たな抱負を述べていました。
 
受賞者来日リポート、2月12日のNHK国際から放送されました。


中国人の日本語作文コンクール」は、日本の日中交流研究所と出版社・日本僑報社の主催(代表はジャーナリストの段躍中(だん・やくちゅう)さん)で毎年行われ、12月に北京の日本大使館で表彰式が行われています。
今回はその10回目、今年も11回目が開催される予定です。
 

TVメディアで放送
  大手新聞に掲載された記事
NHKニュース 2014.12.12
TBS 2014.12.12
NHK(TV)国際 2015.2.12
 



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