【内容紹介】 本書は中国中日関係史学会編纂の『友誼鋳春秋』第二巻(新華出版社・2005年9月刊)の日本語訳である。ちなみに第一巻の中国語版は2002年、日本語訳は2003年に、それぞれ刊行された。 本書は前著と同様に、戦後中国に残って働いた日本人の事績を、中国側が取材、編纂したものである。収録された42篇に登場する100人以上の職業はさまざまだが、仕事に打ち込む中で中国の人々と友情を育み、信頼関係を築いた経緯が克明に述べられており、感動を呼ぶ。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 登場人物一覧 丸沢常哉 麦倉元 南谷正直 持永只仁 菅沼不二男 浜高家三次 久保賢治 松原勲 戸井田三郎 酒井重作 東北非鉄金属管理局の日本人たち 村井良一氏 兵頭義清 森川和代 唐木田俊介 東北第一製紙工場の日本人技術者たち 中国医大教材科の日本人たち 服部保一 尾野達男 安武龍太郎「回想四野会」 金丸千尋 花薗昭雄氏と第四七軍の日本人たち 浜岡礼蔵 池田亮一 大巾博幸 堀込松平 野田明 永野治己 本田繁 本田恭子 井上新一郎 中村良一 曾田武 曾田志伊 長谷川忠雄 中村京子 宮田忠明 今村匡平 戎家実 工藤(清水)章子 高橋徳子 小田切袈裟志 玉利福男 玉利澄子 藤田功 佐藤康行 蔵屋秀二 井上猛 年森義幸 新田医師 恒吉甫(敬称略・目次順) --------------------------------------------------- 推薦のことば 草の根の交流こそ この『新中国に貢献した日本人たち』の続編に登場する人々は、戦争で破壊された日中両国の友好を、自ら汗と血で修復して、今日の礎を築かれた。両国関係が厳しい状況にあるとき、地道な草の根交流という原点に立ち返るよう、本書の人々は呼びかけている。--故元副総理・後藤田正晴
いま掘り起こす感動的な中日戦後史 侵略戦争を起こした「一握りの軍国主義者」と日本の一般民衆とは違うのだと言うことを、この人たちは身をもって示してくれ、中日両国人民が問題の本質を正しく捉えるうえで、大いに役立つものと思われる。読者の心を揺さぶるゆえんである。--中国中日関係史学会名誉会長・劉徳有 --------------------------------------------------- ●執筆者● 肢ネ寧 趙安博 劉延州 陳 弘 高海寛 湯重南 李仲明 劉徳有 孫東民 張雲方 朱福来 鮑延明 張旺棟 劉 遅 曾文彬 蒋道鼎 駱為龍 陳耐軒 丁 民 李徳安 林連徳 黄 幸 張躍斌 董永裁 呉学文 武吉次朗 ----------------------------------------- 参考資料★訳者武吉次朗氏の随筆 友人として扱われた「留用」日本人(人民中国2006年1月号)http://peopleschina.com/maindoc/html/200601/fangtan.htm ■姉妹編■ ----------------------------------------------- 書名:続 新中国に貢献した日本人たち 編者:中国中日関係史学会 訳者:武吉次朗 出版:日本僑報社 判型:A5判507頁 定価:2900円+税 発行:2005年11月11日 ISBN 978-4-86185-021-9 C0036 注文先 http://duan.jp/item/021.html ----------------------------------------------- |