「一編の作文が人生を変える」

--安田奨学財団面接合格感想文

 

 

【編者より】第17回中国人の日本語作文コンクール三等賞受賞者で、大連民族大学三年生・楊海燕さんは、2021年度安田奨学財団の面接合格をした。25日、楊さんからコンクール主催者宛に合格感想文を寄せられた。より多くの方々に参考して頂くため、ここに全文を掲載する。

 

 

 

 

「一編の作文が人生を変える」が現実になろうとしている

--安田奨学財団面接合格感想文

 

大連民族大学三年生 楊海燕

 

安田奨学財団からメールが届いたのは春節の数日前でした。面接合格のメールが目の前に現れた時、一瞬びっくりしました。このニュースは年の終わりとしても、新しい年の始まりとしても、この上ない喜びを感じさせました。なぜかというと、自分の夢に少し近くなったような気がするのです。

 

すべては昨年の5月、私が日本僑報社主催の第17回日本語作文コンクールに参加したことから始まりました。その時、私は大学2年生でした。「じゃあ、試してみよう」という気分で作文を提出したつもりですが、結局光栄な賞をいただけるとは、思ってもみませんでした。この幸運とともに、安田奨学財団の面接に合格しました。もし将来日本に留学する機会があれば、この奨学金は(編集者注:月10万円、最長4年間、返済義務なし)経済的な負担を軽減し、より多くの時間を利用して研究することができるし、好きな日本文学の本を読めるし、日本での学習生活に適応できます。

 

振り返ってみれば、申請書類を準備してから面接結果をもらうまでのこの2ヶ月、一番成長した2ヶ月でした。申請書の作文とアンケートに私が答えようとしているのは、数学みたいな唯一の答えではなく、私の人生の答えであることを知っています。未来の方向性を考える時に、私は迷ったことがあります。その間、私は本当に自分の心を直視して、本音に耳を傾けました。

 

「あなたが気づかない時、今を含めて、行動を通じて運命を変えるチャンスはずっと存在しています。」という言葉が好きです。これは麗江華坪女子高校の張桂梅校長の言葉です。日本語作文コンクールは私が気づかなかったあの時で、このコンクールは「一編の作文が人生を変える」という文字を現実にしようとしています。

 

偶然、私は段躍中先生が東華教育文化交流財団創立20周年のために書いた文章を読んだ後、非常に感動して感心させられました。25年前に奨学金を得たことも段先生の心に小さなチャンスの種を埋めたかもしれないです。今、段先生は中日友好交流を促進している広大な土地をしっかりと耕作して、無私に発展のチャンスを私たちに伝えてくれます。その種は空にも届く大木に成長し、夢を追っている私達を庇うだけではなく、地に足をつけ、土に深く根を下ろして栄養を取ることも教えてくれます。彼も前の道がまだ見えていない子供のために1本の希望の光を照らしてくれて、彼らに自信を持って自分を探して、自分を発見して、勇敢に自分のなりたい人になろうということを教えてくれます。

 

 

面接合格のニュースは私にとっては恐縮、感謝、そして向上心を芽生えさせました。私はラッキーです。私は幸いに先生の指導と配慮をいただきました。そして、彼女は私の考えを聞いて、私に新しい視点で世界を認識させていただきました。私は日本語を勉強している道でただ月並みの人だと思います。数多く優秀な努力している人が奮闘しています。私はただ幸運で巨人の肩に立って、見たことがない世界の一角を覗くことができて、勇気と希望が湧いてきます。私がまだ理想的な姿に成長できていない時期に、段先生をはじめ、日本僑報社、安田奨学財団の方々から、このような信頼と期待を寄せていただけるのは恥ずかしいです。また、深く感謝しております。私も、どこにいても、これからも、先輩たちからの献身的な贈り物に応えられるように、精一杯頑張っていくと決意しています。

 

作文、交流会、授賞式、応募、面接、そして作文コンクール事務局や安田奨学財団からのメールなどが、私をもっと頑張って、自分の足りない部分を補っていこうと励ましてくれました。私は日本語の作文コンクールに参加したことで始まった温かい記憶と貴重な経験を持って、二十歳を迎えました。機会と励ましをお与えくださった方々に改めて深く感謝します。「万物はすべてそれぞれの成長の季節があって、土を破って光を見る前に、私達ができることはただ深く根を張ることです!」という言葉を、私は本当にたくさんの方々のご信頼に値するように、必ずしっかりと心に刻みます。

 

謹んでこの文をもって安田奨学財団面接合格の記念とします。