毎日新聞、『アジア共同体の構築』を紹介

 

 

 

【日本僑報社発】日本僑報社から刊行した、熊達雲(ゆうたつうん)さん編の『アジア共同体の構築〜実践と課題〜』が、3月3日付けの毎日新聞に紹介された。

 

■毎日新聞の書評記事は下記の通りです。

山梨学院大(甲府市)は一昨年、民間財団の寄付を得て法学部の専門講義の科目に「アジア共同体論」を新設した。同大教授、講師を務めた国内外の研究者、ジャーナリストらが「アジア共同体」の実現に向けた課題、展望などについて執筆したのが本書。植民地支配など過去の日本の加害行為、朝鮮半島の分断などでアジアの連携は簡単ではないが、「ワンアジア」を希求する各論考は若い世代の思考の道しるべになる。(日本僑報社・3960円)

 

■本書の内容紹介、21世紀の今、アジアが最も注目する地域連携構想「アジア共同体(ワンアジア)」。政治、経済のみならず安全保障や社会、文化、教育、観光など各分野での連携を強化することで米国、欧州共同体に並ぶ地域連合を成立させようとする瞠目の新構想だ。その課題とこれからの行方は? ASEANTPP11RCEPの役割、一帯一路構想、低炭素共同体、中国統一の模索、朝鮮半島の未来、日中和解再考などをキーワードに、世界で活躍する研究者らが多角的視点と考察で検証する斬新な一冊。

 

■本書の執筆者(掲載順)

 

熊 達雲 山梨学院大学教授

小笠原高雪 山梨学院大学教授

朱  炎 拓殖大学教授

金 堅敏 富士通チーフデジタルエコノミスト

周 い生 立命館大学教授

實川和子 山梨学院大学教授

金 亮完 山梨学院大学教授

張  兵 山梨県立大学教授

小菅信子 山梨学院大学教授

郭 定平 復旦大学教授

平井久志 ジャーナリスト

李 黎明 西安交通大学教授

侯 利明 西安交通大学准教授

殷 燕軍 関東学院大学名誉教授

趙 全勝 米国アメリカン大学教授

韋 遨宇 フランスパリ第3大学教授

 

■編者紹介、熊達雲(ゆう・たつうん)1953年中国江西省生まれ。上海外国語大学卒業、中国社会科学院大学院修士課程修了後、1990年来日。早稲田大学政治学研究科博士課程修了、政治学博士。現在、山梨学院大学法学部教授。中国西安交通大学兼職教授。主な著書に『中国人の日本研究史(共著)』(六興出版)、『近代中国官民の日本視察』(成文堂)、『法制度からみる現代中国の統治機構〜その支配の実態と課題〜』(明石書店)、『洋律徂東―中国近代法制的構建与日籍顧問―(中国語版)』(社会科学文献出版社)ほか。

 

■ご注文先、『アジア共同体の構築―実践と課題』

http://duan.jp/item/307.html