13回作文コン最優秀賞の宋姸さんより

訪日の報告届く

「中国人に好意持つ人多く、親切な日本人を実感」

 

 

【日本僑報社発】日本僑報社・日中交流研究所主催の第13回「中国人の日本語作文コンクール」で最優秀賞の日本大使賞を受賞し、副賞の「日本1週間招待」を受けて2月26日から3月4日まで来日した宋妍さん(河北工業大学)よりこのほど、日本訪問の感想をまとめた報告が届きました。

 

その中で、宋さんは今回の訪日で感じた日本人の印象について「中国人に好意を持つ人が多いという事実がわかった」「日本人は中国人と同じように、優しい心を持っている親切な人間であるということを改めて実感しました」などと述べ、日本や日本人理解をいっそう深めた訪日の成果を明らかにしています。

 

また、街でよく押しボタン式の信号と喫煙所を見かけたとした上で、それは「効率よく時間を利用し、人々により良い環境を作るため、工夫している素晴らしい発想」であり「その良さを中国人にも伝えたい」などと新たな発見について綴っています。

 

宋さんにとって今回の日本滞在はかなりのハードスケジュールでしたが、それは日本理解や日本人との交流をいっそう深める、またとない機会になったようです。

 

お世話になりました皆様には、ここで改めて御礼を申し上げます。

 

宋妍さんからの報告(原文ママ)は、以下の通り。

 

 

 

訪日の報告

 

河北工業大学 宋姸

 

 

13回中国人の日本語作文コンクールで幸運にも最優秀賞(日本大使賞)を受賞でき、副賞として、226日から34日まで日本に招待されました。

 

段先生及び協賛会社のおかげで、この素晴らしいチャンスをいただき、一週間の訪日で貴重な経験を積むことができました。二階幹事長を初め、日本の元総理、元日本大使、外務省副大臣、衆議院と参議院の議員等、テレビでしか見えないお偉い人々とお会いしたり、人生の役に立つ貴重なお話をお伺いしたり、朝日新聞社や東芝国際交流財団、ドンキホーテ等の会社を見学したり、NHKの国際番組で収録したり、第三回日中教育文化交流シンポジウムに参加したりして、普段なかなか体験できないことを体験し、楽しくて充実した一週間を過ごすことができました。

 

初日、ホテルの部屋に入ったら、すぐに机の上に置いてあるスマホに目を奪われました。スタッフに聞いてみると、それでネットをすることも、国内外に電話しても無料であることがわかりました。このスマホの時代、日本で外国人がスマホまでも自由に使えると、まるで自分の家にいる安心感も伝わってくるでしょう。ここまで行き届く日本人のおもてなしに感動しました。

 

はじめの三日間は少し緊張してしましたが、日本の方々の優しい笑顔のおかげで、日本での生活に徐々に慣れてきました。特に、初めて日本のNHK番組で収録をしたため、とても緊張していましたが、いい経験ができました。最後の日に、早稲田大学の大学生や日本で働いている去年の受賞者などと友達になりました。

 

今回の訪日でいただいた最も大切なことが何かと言うと、日本人の中で、中国人に好意を持つ人が多いという事実がわかったことです。お会いできた政治家や会社員、先生の方々はいずれも中国に良い印象を持ち、中国の若者の奮闘ぶりに感心し、中日友好に取り組んでいます。

 

最も印象に残ったのは会話している中で、二階幹事長がおっしゃってくださった「琴線に触れた」という言葉です。それは幹事長に私が質問したあと、褒めていただいた言葉です。幹事長はその漢字を知らなかった私に書いて、丁寧に説明してくださいました。幹事長に大きな感動や共感を与えることができるのは思ってもみませんでした。実は、訪日の間に、私の心の琴線に触れた話もよく伺いました。それこそお互いに好意を持っている証拠ではないかと思います。この素晴らしい言葉を心に刻み、これからも温かく発言していきたいと思います。

 

また、新疆大学で小島奨学金を設置した小島康誉さんや中国文化を日本人に伝えている日中友好協会の方々の姿を見て、涙がこぼれるほど感動しました。そして、日本のドラッグストアや科学技術振興機構や東芝、ドンキホーテ、NHKなどの優秀な企業の重要な地位で中国人が活躍していることを知って、中国人と日本人は助け合う身近なパートナーではないかと思いました。

 

もう一つの収穫はお偉い方々からいただいたプレゼントです。

 

実は私は福田康夫元総理に中国の伝統工芸である切り絵を贈りました。特別なのはそれが元総理の似顔絵です。元総理がすごく喜んでくださいましたが、残念ながら、それは自分で作ったものではなく、中国のタオバオで中央美術学院の大学生に作ってもらったものです。元総理の幸せな顔を見て、切り絵の技を身につけ、自分の特技とし、今度自分で作ったものを日本の方々に贈り、中国の伝統工芸をもっと広く宣伝していきたいと思いました。

 

そして、藤崎大使や鳩山元総理、丹羽大使、段先生は素晴らしい本をたくさんくださり、私の勉強を励ましてくださいました。岩楯先生と小島先生は日本の可愛いお土産、輿石先生は山梨県の名物である印伝を贈ってくださいました。学校に戻ったあと、いただいた大切なプレゼントを友達にシェアしました。みんなに喜んでもらい、日本文化をさらに理解できるようになりました。

 

日本の元大使から伺えた貴重なお話も私の収穫です。以下の心得を得ました。言語を身に付けるのは本人次第なので、一つの外国語を身に付けたら、努力すれば、ほかの言語を身に付けるのも早いです。立派な人間になるには、コミュニケーション能力や記者のように情報を幅広く収集すること、弁護士のように法律知識を得ること、マネージャーのように大局を把握できること、友達を呼ぶ力を備えることが必要だということを学びました。先生の方々の示唆に富むお話を伺って、自分の将来がさらにはっきり見えてきて、もっと頑張っていきたいと思うようになりました。

 

そして、新たな発見もありました。

 

まず、一つ目は日本の政治家が優しくて、ユーモアがある人が多いことです。日本人はいつも真面目でいるわけではなく、よく冗談を言う一面もあることです。

 

もう一つは街で押しボタン式の信号と決まった喫煙所がどこでも見られることです。効率よく時間を利用し、人々により良い環境を作るため、工夫している素晴らしい発想を持っている日本人に感服しながら、その良さを中国人にもお伝えしたいと思います。

 

今回の訪日を通して、日本は中国と同じように、長い歴史と豊かな文化を有する素晴らしい国で、日本人は中国人と同じように、優しい心を持っている親切な人間であるということを改めて実感しました。一衣帯水の隣国として、日本と中国は距離も心も近いと感じました。また、政治家や若者、民間の方々の希望のあるお話を聞いて、日中友好の明るい未来はきっと近いうちに来ると信じています。 (了)