13回「中国人の日本語作文コンクール」

最優秀賞・日本大使賞 河北工業大学の宋妍さんに決定!

 

 

 

 

【日本僑報社発】日本僑報社・日中交流研究所主催の第13回「中国人の日本語作文コンクール」の最優秀賞・日本大使賞受賞者が11月1日、河北工業大学日本語学部4年の宋妍(そう・けん)さんに決定しました!(作文執筆時は同学部3年)

 

2005年にスタートし、今年第13回を迎えたこのコンクールには、中国各地の189校から計4031本もの作品が寄せられました。

日中関係は今年、国交正常化45周年の節目の年を迎え、この重要な機会を生かして一層の関係改善を図ろうとする期待が高まっています。こうした前向きな両国関係の背景をとらえ、中国で日本語を学ぶ若者たちの日本語学習熱が一定して高いことが示された形となりました。

外部有識者を含む審査員による3次にわたる厳正な審査を経たのち、最終審査は、最優秀候補と1等賞候補の計6作品を北京の日本大使館に送付。横井裕大使ご自身による審査で最優秀賞・日本大使賞受賞者を決定していただきました。

 

最優秀賞・日本大使賞を受賞した宋妍さんの作品「『日本語の日』に花を咲かせよう」は、東日本大震災の復興支援ソング「花は咲く」のビデオ制作活動を知り、周囲の人たちを誘って実際に歌った経験を交えて「日本語の日」こそこの歌を届けたいと、復興を目指してがんばる日本人への温かな励ましの気持ちを綴っています。

受賞した宋妍さんは「多くの作品から選ばれ、涙がこぼれ落ちるほどうれしかった。日中友好のためにチャレンジした小さなことが認められたようで感動した」。そしてこれからも「今やっている『花は咲く』活動などを続け、日中友好に尽力するとともに日本語能力をさらに向上させたい」とさらなる意欲を燃やしています。

 

この宋妍さんの作品を含む3等賞受賞作までの計81本は、第13回中国人の日本語作文コンクール受賞作品集として1冊の本にまとめられます。今を生きる中国の若者たちのリアルな「本音」「生の声」からは、日中関係の未来への明るい希望を感じ取ることができるでしょう。

なお同コンクールの表彰式及び日本語スピーチ大会は1212日(火)、北京の日本大使館で、横井大使や上位入賞者らの出席のもと開催される予定です。

 

13回「中国人の日本語作文コンクール」の最優秀賞・日本大使賞(1名)と1等賞受賞者(5名)は以下の通り。

 

【最優秀賞・日本大使賞】宋妍さん(河北工業大学) 

 テーマ「中国の『日本語の日』に私ができること」 

 題名「『日本語の日』に花を咲かせよう」 

 

【1等賞】邱吉さん(浙江工商大学)

 テーマ「日本人に伝えたい中国の新しい魅力」

 題名「日本人に伝えたい中国文化のソフトパワー」

 

【1等賞】張君恵さん(中南財経政法大学)

 テーマ「忘れられない日本語教師の教え」

 題名「走り続けるということ」

 

【1等賞】王麗さん(青島大学)

 テーマ「中国の『日本語の日』に私ができること」

 題名「中国の『日本語の日』に私ができること」

 

【1等賞】黄鏡清(上海理工大学)

 テーマ「日本人に伝えたい中国の新しい魅力」

 題名「里美ちゃんへの返事―中国の新しい魅力『環境保護の価値観』」

 

【1等賞】林雪婷(東北大学秦皇島分校)

 テーマ「日本人に伝えたい中国の新しい魅力」

 題名「故きを温ねて新しきを知る」

 

 

※第13回「中国人の日本語作文コンクール」3等以上の入賞者(81名)リストhttp://duan.jp/jp/2017shou.htm 

 

※佳作賞入賞者リスト(211人。登録順)

http://duan.jp/jp/2017211.htm