書名 ジイちゃん、朝はまだ?--438gのうまれ・そだち・いけん-- 著者 いわせ かずみ 出版 日本僑報社 判型 四六判 224頁 定価 1,800円+税 発行 2017年5月26日 ISBN 978-4-86185-238-1 C0036 注文先 http://duan.jp/item/238.html --------------------------------------------------
何の因果でこんな生まれなのか、 もっと並の子として初孫のボクに呼びかけたかったのでしょう。 安産の祝福と順調な成長を祈って…
【内容紹介】 438グラムの「ちいさな命」を見つめ続けたジイちゃんの5年間
かつて肉体的にも精神的にもごく普通の夫婦に突然生まれた子は、餌にありつけず痩せ細った山鳩ほどで、パパの手のひらにのるほどでした。自助努力での呼吸困難もちろん産声なしです。そんな生まれの子につきまとうのが未熟児網膜症という病気です。今日の医療技術からすると、95%以上の治癒率だそうですが、関係周囲の努力が行き届かず否定的圏域にいれざるをえないとすれば、きわめて忌々しきことです。(あとがきより)
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目次
第一章 誕生…… 1 ボクは……生まれた 2 『よのすけノート』 3 過ぎたるは障害?
第二章 山は越えられるはず 1 目が? 2 未熟児だから?
第三章 家族と 1 家族とボクの日々 2 日々苦闘、でも好日あって 3 ことばがスムーズに……? 4 期待に応えたいよ 5 またぞろ病気が 6 神仏祈願 7 一歩前進一歩後退 8 奇癖はなぜ? 9 あ、名優一人芝居?
第四章 そして、新たな…… 1 ママの変化 2 蠢(うごめ)く虫のように 3 やはり足踏みです 4 来年は幼稚園 5 教育環境整備 6 周りはみんなやさしくて 7 節分の夜
【著者紹介】
いわせ かずみ 本名増子一美
1943年福島県生まれ。放送大学卒。東日本旅客鉄道梶A旧岩瀬村史編纂事務局など勤務。市民生委員、労組委員長、教育委員長歴任。総評文学賞、福島県文学賞、労働者文学会議文学賞など受賞。著書に、福島県文学賞受賞作『嫌悪』他、創作民話など数点。
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