今やGDP世界第二位の中国の未来は? 国際関係学のトップに立つ著者が、 ミクロとマクロの視点から探る中国の真実の姿と進むべき道。 ---------------------------------------------------------------------------- 【内容紹介】 改革開放以来、中国経済は高成長を実現 世界最大の発展途上国から、経済大国への道を歩んできた中国。世界からの関心もますます高まっている。新体制のもとで、GDP世界第二位としての自信に満ちた意識を抱きつつ、中国は何を求めていくのか。 中国社会は今、大きな激動の中にある。産業の発展に伴い、都市化、情報化が進む一方で、多元化、多層化は著しい。同時に社会と地域の格差問題、環境問題、人口問題、資源問題、社会発展のアンバランスなど難題は尽きない。また国際関係を処理する上でもその背景は複雑さを増し、経済、社会、政治、外交の内外リスクに追われている。「和諧社会」建設という目標に向かって、どのように対応していくか模索を重ねる中国。その未来はどこにあるのだろうか。 国際関係学専門の学者が見る中国の現状と行方 「中国とはいったい何者なのか」「何が真実なのか」中国で国際関係学のトップに立つ著者が、ミクロとマクロの視点から読み解く中国の今の姿。 まずは真実を解き明かすところから。そしてさまざまな問題点を挙げ、モデルケースとわかりやすい言葉で政府の対応を解説する。数多くの難題と矛盾を包み隠さず語り、政策を分析。「中国の発展は世界との関わりなしには有り得ない。中国の命運は世界の命運と共にあるとも言える」という観点に立ち、中国の未来を見据え、歩むべき道を率直に語る。原著《中国的未来》(中国人民大学出版社、2012年)
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【著者経歴】 金 燦栄1962年生まれ。中国社会科学院を経て、北京大学にて博士学位取得。中国人民大学国際関係学院副院長・教授、外交学専門博士課程指導教官、中国人民大学国際エネルギー戦略研究センター学術委員会主任、中国人民大学アメリカ研究センター副主任。専門は中国外交、米中関係、国際政治。著書に『多国間主義と東アジア協力』などの他、論文、評論多数。 【訳者経歴】 東 滋子 北九州市立大学外国語学部中国学科卒業。北京大学留学。北京にて日系航空会社勤務後、翻訳に携わる。中国語通訳案内士。昭和女子大学メンター(2011年度〜現在)。 ---------------------------------------------------------------------------- 著者 金 燦栄 訳者 東 滋子 出版 日本僑報社 判型 四六判240頁並製 定価 本体1900円+税 発行 2013年12月12日 ISBN 978-4-86185-139-1 C0036 注文先 http://duan.jp/item/139.html |