書名：『中国における外資系企業の立地決定と公共政策』 著者：魏後凱・賀燦飛・王新 訳者：日置史郎 発行日：2009年10月1日 サイズ：A5判、上製 ページ数：322頁 ISBN：978-4-86185-091-2 C0036 定価（税抜）：4800円 インターネット注文先 http://duan.jp/item/091.html −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◆目次◆ 序文 第１章 対中外国投資の立地特徴とその変遷 第１節 対中外国投資の現状と発展の特徴 第２節 対中外国投資の地域分布とその変化 第３節 対中外国投資の地域差と集中化の傾向 第４節 日本の対中投資の変化傾向と立地面での特徴 第５節 外国企業の投資立地の変化傾向と展望 第２章 外国直接投資立地論の研究状況 第１節 外国直接投資理論の主要流派 第２節 外国直接投資立地論研究の進展 第３節 対中直接投資立地研究の進展 第４節 将来の研究方向と展望 第３章 対中直接投資の時間的・空間的パターン 第１節 イントロダクション 第２節 対中直接投資の立地：理論分析 第３節 対中直接投資の立地決定：実証研究のサーベイ 第４節 時間的・空間的変化に基づいた実証研究モデル 第５節 対中直接投資の時間的・空間的パターン 第６節 外国直接投資の立地とその変化の決定要因 第７節 結論と議論 第４章 対外開放，経済体制移行と外国直接投資の立地 第１節 移行経済における外国直接投資の地域分布 第２節 データの出所，研究方法とモデルの設計 第３節 中国についての実証分析：1987〜1996年を対象として 第４節 結論と議論 第５章 中国都市部むけの外国直接投資の立地決定 第１節 対中直接投資の立地に影響を与える主な要因 第２節 中国都市部むけの外国投資の立地に関する実証分析 第３節 結論と議論 第６章 情報費用，集積の経済と外国直接投資の立地 第１節 イントロダクション 第２節 不確実性，情報費用と集積の経済 第３節 理論仮説，モデルと変数の選択 第４節 データの出所と研究方法のデザイン 第５節 1995年から1996年についての実証分析 第６節 結論と議論 第７章 欧米日韓による対中製造業投資の立地決定 第１節 国内外の既存研究のサーベイ 第２節 対中製造業投資の地域分布 第３節 理論仮説，モデルとデータ 第４節 実証分析の結果と主な発見 第５節 若干の政策的結論 第８章 合弁か外資100%か：立地パターンと決定要因 第１節 イントロダクション 第２節 関連する既存研究のサーベイ 第３節 データ，理論仮説とモデル設計 第４節 1992〜1996年についての実証分析 第５節 結論 第９章 外国直接投資の動機と立地要因に関する分析：秦皇島市むけ外国直接投資の実証研究 第１節 イントロダクション 第２節 国内外の質問票調査に関する簡単なサーベイ 第３節 秦皇島市むけ外国投資の基本状況 第４節 質問票の設計，サンプルの特性および研究方法 第５節 外国企業の中国進出動機に関する分析 第６節 外国企業の秦皇島市むけ投資の立地要因の分析 第７節 結論 第10章 外国直接投資の地域の経済成長に与える影響 第１節 国内外における理論的・実証的研究の進展 第２節 外国直接投資と地域二重構造の特徴 第３節 研究方法，モデル設計とデータ 第４節 1985〜1999年についての実証分析 第５節 結論と議論 第11章 外国直接投資の立地と省の貿易パフォーマンス 第１節 イントロダクション 第２節 理論的背景：既存研究のサーベイ 第３節 中国の貿易と外国直接投資の関係についての考察 第４節 1992〜1997年を対象とした実証分析 第５節 結論 第12章 中国における外資系製造企業の立地と輸出 第１節 イントロダクション 第２節 輸出指向型外国直接投資についての説明 第３節 外資系製造企業の輸出決定モデル 第４節 データの出所とサンプルの特徴 第５節 計量結果の分析 第６節 結論 付録 秦皇島市投資環境調査質問票 参考文献 訳者後書き ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇著者紹介： 魏後凱 1963年、中国湖南省生まれ。湖南師範大学、中国科学院地理研究所、中国社会科学院大学院にて、それぞれ理学学士、理学修士、経済学博士号を取得後、中国社会科学院工業経済研究所を経て、現在、中国社会科学院城市発展与環境研究中心（都市発展・環境研究センター）副主任、研究員、付設大学院都市発展学科主任・教授、中国地域科学協会副会長、中国地域経済学会副秘書長。翻訳書以外の主著（共編著を含む）として、『中国産業集聚与集群発展戦略』（2008）、『現代区域経済学』（2006）、『東北地区経済振興戦略与政策』（2005）、『中国西部大開発政策』（2003）など多数がある。 賀燦飛 1972年、中国江西省生まれ。1994年と1997年に北京師範大学にて理学学士と理学修士を取得。2001年、アリゾナ州立大学地理学部にて博士号を取得。メンフィス大学助教授を経て、現在、北京大学城市与環境学院（都市・環境学院）准教授、北京大学−リンカーン研究院都市発展・土地政策研究センター副主任、中国地理学会経済地理専門委員会副主任、都市経済学会大都市専門委員会委員。翻訳書以外の主著として、『外商直接投資区位：理論分析与実証研究』や『中国製造業地理集中与地理集聚』などがある。 王 新 中国社会科学院大学院にて、1999年に経済学博士号を取得後、『求是』雑誌社にて編集業務に従事。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇訳者略歴： 日置史郎 1968年神奈川県生まれ。東北大学経済学部・同大学院にて経済学学士、修士号を取得。2000年に中国人民大学農業経済管理系にて博士号取得。中国社会科学院工業経済研究所、イリノイ大学地域経済学応用研究所客員研究院を経て、現在、東北大学大学院経済学研究科准教授（アジア経済論担当）。 最近の業績として、「中国江蘇省における産業集積の立地パターンに関する一考察」（『研究年報 経済学』第70巻２号、2009年）、NazrulIslam ed. Resurgent China: Issues for the Future. Palgrave Macmillan. (共著,2009年)などがある。 |
