第6回「日中ユースフォーラム」感想文 相知には遠近無く、万里なお隣たり 湖南師範大学 何紫怡 12月17日、「中国人の日本語作文コンクール」と「忘れられない中国滞在エピソードコンクール」の受賞者による討論会「第6回日中ユースフォーラム」が成功裏に開催され、私は三等賞受賞者として参加させていただきました。 フォーラムでは、多くの受賞者や関係者が“zoom”に集まり、それぞれの見解や忘れられない中国滞在の体験について語りました。その中で、新潟大学の住友さんの発言に深く共感しました。彼女はやさしい笑顔で、10歳の時に杭州で武術を習った楽しい思い出を語りました。しかし、現在の日中関係悪化の話題になると、先ほどの笑顔からは一転し、悲しげな表情を浮かべながら、「ネット上には否定的なコメントがあふれているが、中国は依然として私の心の中で素晴らしい思い出の場所です」と力強く語りました。 確かに、「日中平和友好条約締結45周年」に関する日中両国の報道を読んでいる時、多くのネットユーザーがこれに否定的あるいは無関心な態度を示していることに気がつきました。日中関係の緊迫した様子がネットのコメントで垣間見えました。日本語専攻の学生として、これを残念に思いました。ところが、住友さんが述べたように、ネット上では否定的な発言が多いにも関わらず、実際に生活している日本人は良い思い出をたくさん残してくれました。彼らは親切で誠実で、心遣いとサポートを与えてくれました。例えば、冠婚葬祭という日本文化を根気強く教えてくれた親切な日本のおじいさん、いつも励ましてくれた優しくて美しい日本の女の子、喜びをもたらしてくれたおもしろい日本の先生。これらの友好的な方々とフォーラムの皆さんと出会ったことで、日中の友好交流がこれで途切れることはないということを強く確信することができました。 第6回日中ユースフォーラムは、ネット空間で否定的なコメントが蔓延しているにもかかわらず、日中国民間の友好往来は着実に進んでいることを深く教えてくれました。今後45年間、日中関係がどのように発展していくは、私には予測できません。しかし、段先生の言葉を借りて、日中関係の友好的発展を祈りたいと思います。「一日でも早く中日間の往来の“ノービザ”の日が来られるように祈り致します。国民の交流込み、真の日中友好です」。 相知には遠近無く、万里なお隣たり。お互いを知っていれば、遠く離れていても隣人になれます。歴史の長い流れの中で、四十五年の歳月はほんの束の間のことのようです。われわれの共同の努力の下で、日中関係が新たな発展段階に進むならば、それは並外れた45年となるでしょう。この並外れた四十五年を楽しみにしています。 相知无远近 万里尚为邻 ——第六届中日青年论坛感想文 湖南师范大学
何紫怡 12月17日,中国人日本语作文大赛与难忘的旅华故事大赛获奖者之间的讨论会——第六届日中青年论坛成功举办,我有幸作为三等奖获奖者参加此次论坛。 论坛上,众多获奖选手、相关人员齐聚一“ZOOM”,畅谈了自己的见解以及难以忘怀的旅华经历。其中,新潟大学住友的发言让我深感共鸣。她用和蔼可亲的笑容讲述了自己十岁时在杭州学习武术的美好回忆。然而,当谈到当前中日关系恶化的话题时,她的笑容瞬间凝固,露出悲伤的神情,坚定地说:“尽管网络上充斥着负面评论,但中国依旧是我心中留下美好回忆的地方。” 的确,在浏览中日两国关于“日中和平友好条约缔结45周年”的报道时,我注意到许多网络用户对此表现出否定或淡漠的态度。中日关系紧张的态势在网络评论中得以窥见。身为日语专业的学生,我为之感到遗憾。然而,正如住友所阐述的,尽管网络上存在诸多负面言论,实际生活中的日本人却为我留下了许多美好的回忆。他们热情真挚,给予我关怀与支持。如那位耐心向我传授日本红白事文化知识的和蔼日本爷爷;始终鼓励我的温柔美丽日本女孩;以及那位幽默风趣,为我带来欢乐的日本老师。邂逅这些友好的人们以及论坛上的各位,让我更加坚定中日友好往来不会因此中断。 第六届日中青年论坛深刻启示我,尽管在网络空间中负面评论盛行,但中日两国人民之间的友好往来仍在稳步推进。对于未来四十五年的中日关系如何演变,我无法预知。但我欲借段老师之言,预祝中日关系的友好发展:“愿中日往来‘无签证’的日子早日到来,愿两国民间实现交流在内的真正的友好”。 相知无远近,万里尚为邻。只要彼此相互了解,即使相隔万里也可以成为邻居。在历史的长河中,四十五载光阴犹如弹指一挥间。若在我们共同努力下,中日关系迈向新的发展阶段,那么这便是非凡的四十五载岁月。我期待这一非凡的四十五年。 |