産経新聞の件に関する報告 読者の皆様、晩上好。 まず例の産経新聞の件に関する報告です。 誤った報道の修正および事実上の名誉回復を意図した記事が10月5日付の産経新聞総合面に掲載されました。一部読者から評価のメールをいただきました。皆さんのご声援にあらためて感謝いたします。 掲載記事(右)は全部で1000文字程度、政治部の企画連載記事「どうする日中関係」の一回(全部4人登場4回)として、総合面に掲載され、顔写真とプロフィールも入りました。前回問題となった記事の軌道修正に関する部分は以下のようなものとなりました。 ----------------------- 日本には約60万人の日中友好の架け橋となる中国人が暮らしており、在日中国人が運営する新聞・雑誌・テレビの数は約40種類にのぼる。こうした在日メディアが「中国政府や大使館にコントロールされている」などと見る一部の人や新聞があるようだが、事実無根だと強く訴えたい。 ----------------------- 先だって友人の于教授からいただいたご意見をとりいれ、今回の記事を問題記事に対する否定と受け止め、これにより事実上名誉が回復され、また、産経新聞が今後とも慎重に対応してくるならば、この一件はとりあえず決着したと考えようと思っています。但し、産経新聞電子版の問題部分の削除や手書き取材メモの送付については正式な回答をまだ受け取っていないので、最終通告を出し、先方の対応を待ちます。 この件では、約4ヶ月間を費やし、心身ともに大変疲弊しました。しかし、皆さんの応援のお陰で、こうした軌道修正のための記事を出すまで頑張ってこられました。あらためてお礼を申し上げます。 なお、取材記者とその上司、政治部次長が前後二回、池袋まで謝罪と説明のために足を運んでくれたこと、取材記者からお詫びのメールが送付されたことは既に報告しましたが、再度記します。 段 躍 中 日本僑報電子週刊(第592号,2006年10月11日発行)より転載
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