第6回「中国滞在エピソード」受賞者発表 最優秀賞(中国大使賞)が会社員の高畑友香氏 特別賞が滋賀県の三日月大造氏、 松山バレエ団の清水哲太郎氏と森下洋子氏 【日本僑報社発】日中平和友好条約締結45周年を記念して開催された第6回「忘れられない中国滞在エピソード」コンクール(日本僑報社主催、駐日中国大使館・読売新聞社など後援)において、厳正な審査の結果、「最優秀賞(中国大使賞)」が会社員の高畑友香さんに、「特別賞」が滋賀県知事の三日月大造氏、松山バレエ団総代表の清水哲太郎氏とプリマバレリーナ森下洋子氏にそれぞれ決定した。このほか一等賞4人、二等賞10人、三等賞25人が決定した。 ※受賞者名簿 http://duan.jp/cn/2023shou.htm 受賞された皆様、誠におめでとうございます! また惜しくも受賞を逃された方には、来年募集の際にも再度チャレンジしていただけましたらありがたく存じます。 高畑友香さんは受賞作「シャンシャンと中国と私 ―また会える日まで」の中で、2017年6月に上野動物園でパンダの赤ちゃん「香香(シャンシャン)」の誕生から今年4月の中国帰国、現在に至るまでの「推し活」をエピソードにした。自身の中国駐在やコロナウイルス感染拡大などの影響でシャンシャンとは「遠距離になってしまった」と語る高畑さんは、「五年間、暖かいときめきと熱狂をありがとう。近くにいても離れていても、大好きだよ。またどこかで会おうね。」とシャンシャンに再会の願いを込めた愛情たっぷりのメッセージを送った。 特別賞を受賞した三日月大造滋賀県知事は、受賞作「万里の道も一歩から」の中で、1983年から今日まで続く滋賀県と湖南省との長年にわたる交流をテーマに、友好提携35周年記念訪中団として湖南省を訪問したときの出来事や、国会議員時代に日中友好議員団として盧溝橋を訪問し戦争の悲惨さを体感した経験を語り、 「これから特に力を入れていきたいのは「青少年交流」と「平和」です」「皆さんともにがんばりましょう!!」と、若者世代と現役世代に力強いエールを送った。 また、松山バレエ団 松山バレエ学校総代表の清水哲太郎氏、松山バレエ団
理事長、団長、プリマバレリーナの森下洋子氏が特別賞に輝いた。ご夫妻でもある清水氏と森下氏は、受賞作でバレエ団の思い出を語り、中国の古い民間物語「白毛女」のバレエ化や公演のエピソードを通して日中国交正常化以前からのバレエを通した日中交流をエピソードにした。 受賞作で清水氏は「常に中国留学体験で得た宝を心に刻みこれからも活動を続け、先人が架けた日中友好の橋を守り育てていきたいと思っています」と述べ、森下氏は「私たちは中国から数千年にわたりあまりにも多くの文明の恩を頂いています」「先人が命がけで築いた中国と日本の文化を通じた絆を大切にして、平和への祈りを込めて、これからも踊り続けていきたいと思います」と語り、日中の友好と平和が末永く続くことを願うメッセージを寄せた。 一等賞は下記の4作品に決定した。 地方公務員の荻野大さんが滋賀県と湖南省の交流をテーマに、友人との思い出を綴った「湖南の友が作ってくれた、世界で一冊だけのアルバム」。 歯学生の住友麻野香さんが杭州の武術学校で過ごした日々の中で、中国人の師匠や友人たちの優しさに触れた「十歳の私が一人で武術留学した話」。 会社員の飯岡美沙さんが、発展のスピードが早い深圳市での滞在で「新しいことでも「とりあえず試してみる」という姿勢」に触れた「中国で学んだ価値観」。 留学生の渡辺千草さんが初めての中国旅行を通して、日本との違いと実際に現地で体験することの大切さを知った「私の価値観を大きく変えた西安の旅」。 主催者の日本僑報社は、今年も例年に引き続き、上位受賞作品をまとめた受賞作品集『「香香(シャンシャン)」と中国と私』の刊行を決定した。 表彰式については、11月下旬、四年ぶりの対面式で、中国大使館大ホールにて開催予定。(※詳細は確定次第随時お知らせいたします) ※関連記事 第6回 230本を超えるご応募に感謝! http://duan.jp/news/jp/20230613.htm |