【登壇者・吉田陽介氏の講演概要】

                           

744回「漢語角・日語角」特別交流会

「忘れられない中国滞在エピソード」

受賞者報告会・第3弾 3月26日に開催へ

 

 

 

 

3月26日午後3時(東京時間)より、第744回「漢語角・日語角」特別交流会をオンラインで開催いたします。

 

中国滞在経験者以外あまり知られていない現地の生の情報や中国人の素顔を「忘れられない中国滞在エピソード」受賞者たちが語る体験報告会です。

 

第3弾となる今回は、中国の大学で外国人教師として活躍している、あるいは外国人教師の経験を持つ受賞者の報告特集・その二とします。

 

参加無料、予約不要、途中入退室も自由です。皆さまお誘い合わせの上、お気軽にご参加ください。

 

日時:2023年3月2615:0017:00(東京時間)

場所:ZoomID33 5956 2808 PW59562808

 

冒頭挨拶:羅玉泉(東京中国文化センター長)

司会進行:段躍中(日本僑報社編集長・漢語角代表)

 

 

3月1日より、主催者は登壇者六名の講演概要を順次公表しました。

 

 吉田陽介氏の講演概要 2001年から2006年までは留学生として、同年から現在まで、日本語教師として中国とかかわっています。20年余りに及ぶ中国生活を通じて、中国の変化は10年単位で見なければならないということを感じました。たとえば、携帯電話。私が中国生活を始めた2001年の時点では、携帯電話はありましたが、今のようにチャットをしたり、映像を見たりすることなんてできませんでした。当時は、携帯一つで買い物や手続きなどもできる時代が来るなんて想像もできませんでした。

メディアの報道は、その時点の出来事だけをクローズアップして、「中国異質論」を強調しています。今はだいぶ改善されましたが、数年前までは「中国人はマナーが悪い」というイメージが強調されていました。もちろん、今の中国にもマナーの悪い人もいるので、うそではありませんが、この10年で中国人のマナーも改善されており、モラルに欠ける人には厳しい目を中国人も少なくありません。中国は変わっているのです。

よく言われる「日中の相互理解」は、実際に中国人と交流し、実際に中国に行ってみて、「等身大の中国」に触れることが大事です。実際に中国で仕事と生活をしてみて、その大切さがよくわかりました。

今回の報告会では、20年に及ぶ中国生活、10年ほどの外教生活で感じたことを皆さまにご披露できればと思います。

 

吉田陽介氏のプロフィル 北京理工大学外国語学院日本語学科講師。翻訳者として働いていた経験を生かし、授業では日本語の文章を正しく理解し、正しい日本語を使って中国語の文章を翻訳できるようにすることを心がけている。課外授業で中日翻訳の指導も行う。日本語を教える傍ら、レコードチャイナや福井県立大学地域経済研究所HP、日本の一部雑誌に中国の経済社会についての評論を発表する。発表作品「春節消費の復活で経済回復に弾みがつく中国」「インドは中国に代わって世界の向上になるか」「お茶よりもコーヒー?今の中国人のコーヒー事情」など。第2回「忘れられない中国滞在エピソード」コンクールで受賞。