【登壇者・金戸幸子氏の講演概要】

                           

744回「漢語角・日語角」特別交流会

「忘れられない中国滞在エピソード」

受賞者報告会・第3弾 3月26日に開催へ

 

 

 

 

3月26日午後3時(東京時間)より、第744回「漢語角・日語角」特別交流会をオンラインで開催いたします。

 

中国滞在経験者以外あまり知られていない現地の生の情報や中国人の素顔を「忘れられない中国滞在エピソード」受賞者たちが語る体験報告会です。

 

第3弾となる今回は、中国の大学で外国人教師として活躍している、あるいは外国人教師の経験を持つ受賞者の報告特集・その二とします。

 

参加無料、予約不要、途中入退室も自由です。皆さまお誘い合わせの上、お気軽にご参加ください。

 

日時:2023年3月2615:0017:00(東京時間)

場所:ZoomID33 5956 2808 PW59562808

 

冒頭挨拶:羅玉泉(東京中国文化センター長)

司会進行:段躍中(日本僑報社編集長・漢語角代表)

 

 

3月1日より、主催者は登壇者六名の講演概要を順次公表しました。

 

 金戸幸子氏の講演概要 私は2018年春に大連外国語大学で教鞭を執る機会を得たのを機に中国にやってまいりました。中国には何度か旅行や研究調査の関係で足を運んだことはあったものの、中国に来る前は日本のメディア報道の影響もあり、中国で生活することには強い不安や抵抗感がありました。ところが、実際に中国に来てみると、日常の仕事や生活のなかで、私のなかの中国に対するイメージがよい意味で覆されていきました。

その後、予期せぬコロナ禍で2020年初頭より2年間オンラインで授業・教育を行い、現在も受賞当時とは別の大学の学生に対してオンラインで日本語を教えております。コロナ禍で普及したオンライン授業は、当初は止むを得ず始まったもので、対面に比べてマイナス面ばかりが指摘されがちですが、コロナ禍も4年目に入り、この形での教え方も半ば定着したような感があります。コロナ禍でリモートワークなど働き方の多様化が広がりましたが、その意味でもオンラインを通じて中国の大学で日本語を教えるという働き方は、上手く活用していけば、新しい働き方が定着しつつある今において、その一躍を担いうるのではないかと思い始めております。

当日のお話では、私が中国に来ることになったきっかけとともに寄稿した当時の状況を振り返りつつ、さらにオンライン教育の実践や可能性も交えてお話いたします。

 

金戸幸子氏のプロフィル 前大連外国語大学日本語学院外国人教師。現在は日本からオンラインで西安電子科技大学の学生に日本語を教えている。「忘れられない中国滞在エピソード」コンクールは過去二度受賞。これまで数々の著名なスピーチ・プレゼン・作文コンテストで上位入賞学生を育ててきた。中国語検定2級、札幌地方裁判所中国語法廷通訳人といった中国語力を生かし、2022年には日本僑報社発行の書籍『知日家が語る「日本」』の翻訳者としても参画。