【登壇者・横山明子氏の講演概要】

                           

744回「漢語角・日語角」特別交流会

「忘れられない中国滞在エピソード」

受賞者報告会・第3弾 3月26日に開催へ

 

 

 

 

3月26日午後3時(東京時間)より、第744回「漢語角・日語角」特別交流会をオンラインで開催いたします。

 

中国滞在経験者以外あまり知られていない現地の生の情報や中国人の素顔を「忘れられない中国滞在エピソード」受賞者たちが語る体験報告会です。

 

第3弾となる今回は、中国の大学で外国人教師として活躍している、あるいは外国人教師の経験を持つ受賞者の報告特集・その二とします。

 

参加無料、予約不要、途中入退室も自由です。皆さまお誘い合わせの上、お気軽にご参加ください。

 

日時:2023年3月2615:0017:00(東京時間)

場所:ZoomID33 5956 2808 PW59562808

 

冒頭挨拶:羅玉泉(東京中国文化センター長)

司会進行:段躍中(日本僑報社編集長・漢語角代表)

 

 

3月1日より、主催者は登壇者六名の講演概要を順次公表しました。

 

 横山明子氏の講演概要 学生時代、中国語や中国文学を学び、中国人留学生との交流で「外国語としての日本語」に触れたことが日本語教師を志すきっかけになった。

 2010年に中国湖南省の大学へ日本語教師として赴任し、この13年間、主に会話の授業を担当している。物事の電子化、簡略化、インターネットで何でも容易に情報が手に入る現在、伝統的な日本文化は学生にあまり好まれず、私は「文化の現代化」を思い知らされた。外国人教師の役割は何か、日本語ネイティブだからこそできる事、伝えられる事は何か、日々考えている。メモ帳ではなくメモアプリ、現金払いではなくモバイル決済など、会話文もアレンジが必要となり、近年の会話の授業では、日本や中国で話題となっている出来事について討論することが多い。

中国には毎年9月に教師の日があり、多くの学生から感謝の言葉をもらうが、私自身も会話の授業や日本語コーナーでは学生から多くのことを学んだ。私が苦手とするアニメや漫画、芸能関連の内容は、学生が私の先生となって教えてくれる。まるで相互学習であるかのようである。私の中国での教師生活は、毎日「教える+教わる」の繰り返し。国による習慣や考え方の違いを楽しみながら、今後も周りの方々とともに、交流のきっかけとなる話題を探していきたい。

 

横山明子氏のプロフィル 湖南外国語職業学院東方言語学院応用日本語科日本語教師。2010年、中国湖南省吉首大学外国語学院、2011年、吉首大学張家界学院で日本語会話や作文、日本概況の授業を担当。2014年より湖南外国語職業学院勤務。第2回、第5回「忘れられない中国滞在エピソード」一等賞受賞。