第5回「中国滞在エピソード」受賞者発表

最優秀賞(中国大使賞)が高校生の中ノ瀬幸氏

特別賞が赤羽一嘉氏、関口知宏氏、矢野浩二氏

 

 

 

 

【日本僑報社発】日中国交正常化50 周年記念として開催された、日本僑報社主催、駐日中国大使館・読売新聞社など後援の第5回「忘れられない中国滞在エピソード」コンクールにおいて、厳正な審査の結果、「最優秀賞(中国大使賞)」が高校生の中ノ瀬幸氏に、「特別賞」が衆議院議員の赤羽一嘉氏、俳優・旅人の関口知宏氏、俳優の矢野浩二氏にそれぞれ決定した。このほか一等賞4人、二等賞10人、三等賞25人が決定した。

 

※受賞者名簿http://duan.jp/cn/2022shou.htm

 

受賞された皆様には、誠におめでとうございます! また惜しくも受賞を逃された方には、来年募集の際にも再度チャレンジしていただけましたらありがたく存じます。

 

中ノ瀬幸さんは受賞作「私は隔離生活を通して成長しました」の中で、上海のロックダウンを親や家族と離れて1人で周りの人と支え合いながら乗り越えた経験について詳細に述べ、「隣人と家族の温もりに触れ、人はなぜ他人の助けがないと生きられないのかを知りました。見えないところで自分を支えてくれる人がいることに、気づいていきたいと思いました。」と隣人や家族への感謝の思いを表し、自身の成長を振り返った。

 

赤羽一嘉氏は受賞作「驚きの体験の連続であった中国滞在」の中で、三井物産の社員として最初に駐在した北京での数々のエピソードを生き生きと記した。中国の友人と休日に屋内サッカーをするなど楽しい思い出もあったという。「国民相互の草の根レベルの環境・経済・文化・芸術・スポーツ・観光交流などを通し、確固たる日中友好の絆を強めていくことに、私自身も微力ながら尽力してまいります。」と述べている。

 

関口知宏氏は受賞作「「異郷有悟」―中国の旅を通してわかったこと」の中で、中国を鉄道で旅した時に温かい親切や歓迎を受けた思い出を語り、中国の旅の一番の収穫は自分自身や日本について再認識し、自覚することができたことだと述べる。

 

矢野浩二氏は受賞作「日本と中国の人々がお互いにより親近感を抱く未来へ」の中で、長年中国で活動するなかでのエピソードや文化やエンターテイメントを通して日中両国の交流に貢献していきたいという思いを述べている。

 

一等賞は下記4作品に決定した。

中国湖南省在住の日本語教師である横山明子氏(第2回の一等賞受賞者でもある)の、広場ダンスを通じた地域の人々との交流を描いた「多世代交流を育む広場」。「自分の目に映った中国の魅力」を生き生きと描写している。

大学名誉教授の川村範行氏の、中日新聞・東京新聞の上海支局長として上海に駐在しスタッフの協力のもと取材を行った日々の記録、「『真実の中国』報道は上海支局スタッフの協力のお陰」。

京都府出身、中国の浙江大学大学院生の杉山早紀氏の、中国での結婚式で中国語で新婦としてスピーチを述べ、多くの方に祝福された思い出を綴った「中国で迎えた結婚式の日」。

会社員の木村吉貴氏の、中国語を学び、日中友好青島柔道館の日本人コーチに就任した、柔道を通した中国の人々との交流の日々を記した「日中国交正常化50周年〜思いよ届け青島へ〜」。

 

主催者の日本僑報社は、今年も例年に引き続き、上位受賞作品をまとめた受賞作品集『驚きの連続だった中国滞在』の刊行を決定した。

 

表彰式については、コロナ等の状況も鑑みて中国大使館をはじめ関係各所と相談のうえ、開催情報を随時お知らせする予定。

 

 

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