「中友会・読む読む倶楽部」第4回読書会

『中国の進む道』発刊式をオンラインで開催

 

一部参加者による記念写真

 

 

【日本僑報社発】「中友会・読む読む倶楽部」第4回のオンライン読書会は723日(土)午後16時〜18時半にオンラインで開催され、中日両国から50人余りが参加しました。

 

今回の発刊式は、日本僑報社の最新刊『中国の進む道』(http://duan.jp/item/324.html)の著者、鄢一龍(えん いちりゅう)清華大学国情研究院副院長、清華大学公共管理学院准教授らを迎え、中国経済・社会の最新情報をはじめ、中国のこれからの進む道などについて講演いただき、主に中国の現代化をめぐって活発なディスカッションを行いました。

 

 

発刊式ではまず、北京語言大学への留学経験を持つ近藤昭一衆議院議員(元環境副大臣)からのビデオメッセージが披露され、『中国の進む道』を称賛し、この本を多くの方々に読んでほしいとの旨が表明されました。近藤議員のメッセージ(抜粋)は下記の通りです。

 

「中国は本当に政治大国であるし、経済大国である、そういう中でこの発表された本は、本当に読み甲斐がありますので、多くの皆さんに読んでいただいて、地域の平和と発展にみんなで取り組んでいければなあ、とこんなふうに思います。」

 

次に、著者の鄢一龍准教授は協力いただいた関係各位に感謝を表すとともに、「中国の進む道の世界的な意味」をテーマとして、講演を行いました。その中で、鄢准教授は「どのように中国の台頭を認識すべきか」という課題について、三つの角度から詳しく述べられました。その上で、「中国は真の多国間主義を断固として守り、人類運命共同体の構築を推進する」と強調し、中国の発展と今後の方向を分析し、「中国の進む道を世界によく伝えることができるよう期待する」と述べました。

 

続いて、『中国の進む道』の杉本和彦監訳者が挨拶し、翻訳の経験や各章の概要をわかりやすく紹介し、分析手法や特徴などを具体的に論じました。同時に、本書を通じて勉強となった有益なポイントを共有し、大きく変化する国際情勢の下で、中国の新たな30年の進み方や今後への期待を示しました。参加者から「大変参考になりました」と好評が寄せられています。

 

 

また、華東師範大学伝播学院の潘妮妮副教授は弁証法についてメディアと政治の角度から語り、「長い間、中日両国は様々な要素が衝突しながら共生している。この本を通して、中日両国はお互いの理解を促進し、よりよい関係を築いていくべきだ」という期待を語りました。

 

吉林大学沈海涛教授は哲学性に富んだ中国式の現代化に関心を持ち、先進国と発展途上国は今後協力しながら道を進むべきだという意見を述べました。「鄢先生の著作は政治、経済など各分野の問題を解決し、将来の道を探るために有益な試み」と称賛しました。その上で、吉林省翻訳協会常務理事として、中国のことをよく伝えるという立場から、この本を高く評価しました。

 

福山大学の大久保勲名誉教授はBISに基づき、中国の経済の動きを分析・紹介しました。

 

最後に、鄢先生が出席者の質問に答え、論理的かつ簡潔に説明を行いました。日本僑報社段躍中編集長が総括し、斬新な視点から中国の進む道についてディスカッションを行い、両国をお互いにより深く理解することに取り込んでいる中日両国の学者に敬意を送りました。

 

第四回読書会は円満に開催されました。来月のご参加をお待ちしております。(文:楊海燕・第17回中国人の日本語作文コンクール三等賞受賞者、大連民族大学4年生)

 

 

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