中国貧困脱却成果展が東京で開幕

孔鉉佑大使出席と挨拶

最新刊『精準脱貧』が紹介された

 

 

 

【日本僑報社発】629日付けの中国大使館のオフィシャルサイトに、「孔鉉佑駐日大使,中国共産党創立100周年記念「幸せな生活を追い求めて」中国貧困脱却成果展開幕式に出席」をタイトルとした記事が掲載された。28日午後・東京中国文化センターで行われた孔鉉佑大使の挨拶は、日本僑報社の最新刊である『精準脱貧―中国の的確な貧困脱却達成の物語―』が紹介された。

 

中国大使館オフィシャルサイトの報道は下記の通りです。

 

6月28日、駐日中国大使館、中国国務院新聞弁公室、中国国家郷村振興局が東京中国文化センターで、中国共産党創立百周年記念「幸せな生活を追い求めて」中国貧困脱却成果展開幕式を共同で開催した。これに、日本の政治、経済、文化界からの代表、それに、共同通信社、「朝日新聞」、「毎日新聞」、「産経新聞」、日本テレビ、TBSテレビおよび「人民日報」、新華社通信、中国中央ラジオテレビ総局、「中国日報」、「人民中国」など中日両国のメディアが参加した。

 

孔鉉佑大使は挨拶で次のように述べた。今年初め、習近平総書記は貧困脱却堅塁攻略の総括・表彰の全国大会で、中国共産党創立100周年を迎える重要な時に、貧困脱却戦で全面的勝利が得られ、絶対的貧困の撲滅という容易ならぬ任務が達成されたと宣言した。本日、貧困脱却成果展を開いたのは、苦労して得られたこの成果を記念するためであり、展示した写真の1枚1枚はすべて、中国の貧困脱却事業の真実の描いているものだ。  貧困を撲滅し、人々の暮らしを改善し、共に豊かになるというのは社会主義の本質的要求で、中国共産党の重要な使命だ。100年前、中国共産党は苦しんでいる大衆の解放という初心を抱いて党をつくり、事業を興し、革命の歩みを開始しました。改革開放後、「貧しいのは社会主義ではない」というスローガンを打ち出し、全国人民を引っ張って貧困を脱し、豊かになることをめざした。第18回党大会以降、習近平総書記を核心とする党中央の指導の下に、中国は人類の歴史上かつてない規模で、最も強力な、最も多くの人口に恩恵の及ぶ貧困脱却の堅塁攻略戦を実施して、絶対的貧困の撲滅という並々ならぬ任務を達成し、「国連持続可能な開発のための2030アジェンダ」の貧困撲滅目標を10年前倒しで実現した。

 

孔鉉佑大使は次のように述べた。貧困の削減と撲滅は、人権保障の重要な内容だ。長年にわたって、中国共産党と政府はつねに基本的国情を踏まえて、人民の生存権、発展権を第一にし、貧困削減・脱却に力を尽くし、民生の保障と改善に努めて、発展の成果がすべての人民により多く、より公平に及ぶように努めてきた。改革開放後、計7・7億の農村人口が貧困から脱却した。2012年以降、毎年平均、中等国の人口に相当する1000万人余りが貧困から脱却した。貧困県の9年制義務教育の定着率は94・8%に達し、貧困人口の99・9%以上が〈国民健康保険にあたる〉基本医療保険に加入し、2889万の貧困人口の飲用水の安全問題が適切に解決され、790万の貧困世帯が農村の老朽家屋改造によって安全な家に住むようになったなど、貧しい民衆の生活に天地を覆すような変化が起きた。自国の貧困撲滅に力を尽くすと同時に、中国は幅広く発展途上国の貧困撲滅を積極的に支援、援助し、国際的な貧困削減の研修・協力・交流を通じて、国際社会に自らの貧困削減プランと経験を届けた。「一帯一路」の国際協力を積極的に推し進め、人類運命共同体の構築を推進し、中国の発展のチャンスとボーナスを世界各国で共有できるようにした。これとは対照的に、欧米の一部反中国ポリティシャンとメディアは、いわゆる「人権」を理由に、中国を攻撃し、おとしめることばかりに夢中になり、さまざまなウソ・でたらめは枚挙にいとまがない。これらによって中国の平和的発展の決意は変えられない。われわれは揺るぎなく自国のことをしっかりやり、中国の民衆がよりよい暮らしを送れるよう努力し、引き続き全世界の貧困退治と世界の人権進歩のために貢献していきたいと思う。

 

孔鉉佑大使は次のように述べた。中国の貧困脱却事業の成功のためには、日本を含む国際社会の支援もあった。日本政府と経済界は中国の貧困救済事業に積極的に貢献しており、われわれは長年、内蒙古で砂漠対策と緑化を進めた友人の遠山正瑛(とおやませいえい)、高見邦雄(たかみくにお)両氏、および河南省の農村で堆肥(たいひ)と循環型農業技術を普及させた農業専門家の川崎広人(かわさきひろと)氏が、中国の貧困救済事業のために汗水流したことを忘れない。貧困救済協力は中日の互恵協力の重要な一部分であり、中日友好の生き生きとした一ページでもある。いま中国は近代的社会主義国家の全面建設という新たな道のりを歩み始めており、日本も重要な発展段階にあり、両国関係は一連の重要なチャンスを迎え、また複雑な要因も抱えている。来年には中日国交正常化50周年を迎え、双方はまたそれぞれ東京オリンピックと北京冬季オリンピックを控える中、ご来賓の皆さまが今回のイベントを契機に、中国を一層全面的に理解され、中日の各分野の交流・協力に積極的に助力され、中日関係と両国の交流・協力がより大きな発展をとげるよう共に後押しされることを希望する。中国駐日大使館としてもこれまで通り、皆さまにできる限りの支援と協力をする所存だ。

 

開幕式に参加する来賓は中国の貧困脱却成果に関するショートビデオを鑑賞し、中国がインフラ建設、教育、文化観光、電子商取引、居住地移転などの方式を通じ、「ピンポイント方式貧困脱却」の実践を理解し、中国の貧困脱却堅塁攻略の成果および世界の貧困脱却·削減事業への貢献を讃えた。孔鉉佑大使と来賓が展示会をともに見学し、文化センター責任者の説明を聞いた。開幕式後、孔鉉佑大使が中日関係などについて日本メディアの取材を受けた。本展示会は計80枚の写真を展示し、7月2日まで続く予定だ。