「日本と中国」埼玉版発行

段躍中氏の寄稿を掲載

 

 

 

 

【日本僑報社発】埼玉県日中友好協会機関誌「日本と中国」埼玉版は、615日に発行された。日本僑報社段躍中氏の寄稿「創業25周年にあたり『原点川口』を思う」が掲載された。

 

全文は下記の通りです。

 

創業25周年にあたり「原点川口」を思う

日本僑報社 段躍中

 

日本僑報社は今年、創業25周年を迎えます。記念すべき処女作『在日中国人大全』とメルマガ「日本僑報電子週刊」が創刊23周年にあたるほか、個人的には来日30周年にあたります。

 

『在日中国人大全』の奥付には、「埼玉県川口市芝」と書いてあります。そこは1996年2月に川口に引っ越しした所で、私の創業の原点です。

 

川口に引っ越ししたきっかけは、中国で初めて出会った日本人である太刀川社長が紹介してくれた物件が川口にあったからです。太刀川社長のお陰で、川口で月刊「日本僑報」を創刊する事ができました。19984月に、処女作『在日中国人大全』を出版しました。

 

20059月の池袋移転までずっと川口を拠点として書籍出版と日中交流促進活動に尽力してまいりました。その為、太刀川社長にはいつも感謝しています。

池袋に移転して16年目に入りましたが、創業の原点川口は忘れられません。微力ながら埼玉の日中友好情報を発信し続けています。

 

書籍を通じて友好情報の発信。今まで刊行した400点以上の書籍の中に、埼玉在住の著者訳者編者による書籍は100点くらいあります。特に『新中国に貢献した日本人たち』及び『続 新中国に貢献した日本人たち』は、埼玉の日中友好団体の一つである関東平和友好会(花園昭雄会長・故人)が中心に刊行した名著です。この二冊の本は多くの埼玉県人の貢献を収録しています。

 

埼玉在住の沖松先生が会長を務める日中友好8.15会が編集している月刊「8.15」は、毎年日本僑報社から反戦平和・世代友好シリーズとして合本を発行しています。2003年以来合計18巻を発行しました。貴重な日中関係史料として日中両国の図書館と研究者に活用しています。

 

近年では、参議院議員である西田実仁先生(県日中会員)が共著した日中対訳『忘れられない中国留学エピソード』があります、西田実仁議員の青春時代の北京留学生活とその後の日中友好活動を詳しく紹介しています。それから、同じ参議院議員である矢倉克夫先生(埼玉選挙区)は、2020年第3回「忘れられない中国滞在エピソード」にご寄稿いただき、孔鉉佑大使から「特別賞」を授与いただきました。

 

新中国70周年の2019年には、ベテラン外交官である瀬野清水さん(元重慶総領事、和光市在住)、川越日中友好協会の佐藤正子さん、東武東上線の車掌である田中敏裕さん等約10名の埼玉在住者が『新中国70年の変化と発展』と第二回「忘れられない中国滞在エピソード」受賞作品集『中国で叶えた幸せ』に寄稿していただきました。埼玉の皆さんの日中友好への思いが綴られています、是非ご一読ください。

 

最後に弊社が主催している中国人の日本語作文コンクールと星期日漢語角(日曜中国語サロン)において、埼玉在住の方々の作文審査へのご協力をはじめ、ご参加など沢山のご支援を戴きました。この場を借りてお礼を申し上げます。

これからも創業の原点川口を忘れることなく、一層努力して参りたいと思います。