埼玉県日中友好協会

「中国語スピーチコンテスト」で

大学生が協会賞受賞

 

 

受賞者らによる記念写真

 

 

【日本僑報社発】NPO法人埼玉県日本中国友好協会(新井満会長代行)主催の「創立70周年記念 第41回中国語スピーチコンテスト」が1018日(日)午後、同県さいたま市内で開かれ、「北京が教えてくれた事」との題でスピーチした大学生の中馬亮介(ちゅうま・りょうすけ)さんが、最優秀賞に当たる同県協会賞を受賞した。

コンテストには、日本僑報社の段躍中編集長が審査員の一人として出席した。

 

この日は、埼玉県内で中国語を学ぶ約30人が出場し、高校・大学・一般・団体の各部門に分かれて日ごろの学習の成果を競い合った。

 

協会賞に輝いたのは、大学部門の中馬さん(日本大学)。北京留学から帰国する時、見知らぬ地元の人たちに重い荷物を運ぶのを手伝ってもらった心温まる思い出を振り返りながら、日本人は人に迷惑をかけることを気にするが、中国人は遠慮しない。「助けられることがあったら、どんなことでも助ける」。日本人の細やかな性質がサービス業などを発展させた面もあるが、人と人との交流の面では、善意で人助けをする中国人の「気持ち良いさっぱりとした方が良いと思う」と流暢な中国語で主張し、会場から大きな拍手が送られた。

 

このほか、埼玉県知事賞を「好きこそものの上手なれ」との題でスピーチした一般部門の高橋真珠(たかはし・まなみ)さん、中国大使館政治部賞を「中国料理を作るのにはまっています」との題で発表した大学部門の畦地未来(あぜち・みらい)さんがそれぞれ受賞した。

 

審査に当たった段編集長は「新型コロナと闘う中にあって、それぞれが素晴らしいスピーチを披露されて感動した。とくに上位3人は、発音が正確で、内容もよくまとまっていた。受賞者や出場者はもちろんのこと、これを機会により多くの若い世代に中国語を勉強してもらい、中国への関心を深めてもらうことを期待している」などと印象を語っていた。

 

中馬さんと埼玉県日中友好協会にはそれぞれ段編集長から「私たちの作文コンクールにもチャレンジしてほしい」と『中国で叶えた幸せ 第二回「忘れられない中国滞在エピソード」受賞作品集』(日本僑報社刊)が贈呈された。

 

右は新井会長代行