【日中翻訳学院】

日文中訳「建国塾」第2期開講

田建国教授よりご挨拶

 

 

 

 

【日本僑報社発】日本僑報社・日中翻訳学院の日文中訳の通信講座「建国塾」第2期が9月より開講しました。講師は、作家・塩野七生氏の作品などを多数翻訳して知られる中国の著名な翻訳家、田建国教授です。

以下は、田教授からの第2期開講のご挨拶です(原文ママ)。

 

「建国塾」第2期開講ご挨拶

 

受講の皆様:

 

私は田建国でございます。「建国塾」で皆様と付き合うことができることを嬉しく存じます。

 

さて、新型コロナウィルスが憚らずに拡大しているさ中、皆様がそれを恐れずにして、慎重な態度と適切な措置でもってそれと闘いながら、健康を大事にして生活しておられ、そしてこの「建国塾」に来ていただいて、ともに日文中訳の極秘への挑戦を楽しむことは、私にとっては何よりもの光栄であり、感謝に堪えないことでございます。

 

「建国塾」は、今まである程度中日両国語で仕事し、中文日訳のトレーニング或いは実戦の経験があり、これからも中文日訳の世界でもっと御活躍されたり、将来日本語の作品を中国語に翻訳するような翻訳者になることを目指すような方々を対象とする通信講座ございます。

 

本塾の第2期は、10回からなりますが、主として文学、歴史、ビジネス、学術などというような文体の文章を課題文として、実戦と講釈を展開させていただきます。目的は、皆様が多少なりとも日文中訳の感覚、手ごたえ、スキル、そして観念などを初歩的に肌でマスターし、生活や仕事においてそれを活用し、自分の日常をカラーフルにしていただくところにございますが、翻訳の実戦と講釈から栄養素を摂取し、心身を愉しませることも望まれます。そして、そのうちの1回は、中日両国とも都合の良い時、講師が日本に行って皆様と会い、シンポジウムなり検討会なりを行うことになります。

 

このような「建国塾」第2期は、多忙の中、9月20日に始まる運びとなりました。講師として、皆様のご愛顧とご支援に感謝するとともに、責任も感じてなりません。ここであらためて、「建国塾」の講義を通して皆様の日文中訳能力向上が達成できるように、皆様と共同努力することを怠らないようにすることを申し上げたく存じます。

 

最後になりますが、日本僑報社・日中翻訳学院の御蔭による「建国塾」第2期を通して、皆様と親しくお付き合いできることと皆様のますますのご健勝のことを祈念いたします。特に第1期の上、第2期にも参加してくださった方々に感謝いたします。

 

以上を持って、「建国塾」第2期の開講挨拶とかえさせていただきますが、何卒よろしくお願いいたします。

どうもありがとうございます。

 

田建国 頓首

2020920

 

【講師紹介】田建国(Tian JianGuo) 

1959年、中国江蘇省南京市生まれ、上海外国語大学日本語科卒業。海外経済協力基金北京事務所、中国駐日本国大使館二等書記官を経て、東京放送(TBS)北京支局勤務。現在、上海杉達学院大学教授。

塩野七生氏の著書をはじめ、多くの日本文学作品を翻訳出版。日本僑報社関連の著書と訳書は『日中「俳句」往来―作品集『大陸逍遥』を通じて―』(田建国著、岩城浩幸訳)、『大陸逍遥』(岩城浩幸・岩城敦子著、田建国訳、2006年五洲伝播出版社刊行。日本語版は日本僑報社から)。

 

※ 第2期は、途中からの受講可能、随時受け付け中です。

【主催】日本僑報社・日中翻訳学院

171-0021 東京都豊島区西池袋3-17-15

電話:03-5956-2808

http://fanyi.duan.jp/

http://fanyi.duan.jp/tian.htm