第15回中国人の日本語作文コンクール 日本大使賞 上海理工大学の潘呈さんに決定! 潘呈さん 【日本僑報社発】日本僑報社・日中交流研究所主催の第15回「中国人の日本語作文コンクール」の最優秀賞・日本大使賞受賞者が11月5日、上海理工大学大学院の潘呈(はん・てい)さんに決定した! 2005年にスタートし、今年で第15回を迎えたこのコンクールには、中国各地の208校の大学、専門学校、高校などから、前年を上回る計4359本もの作品が寄せられた。 外部有識者を含む審査員による3次にわたる厳正な審査を経たのち、最終審査は1等賞以上の候補となる6作品を北京の日本大使館に送付。現任の横井裕大使自らによる審査で、その中から今回の最優秀賞・日本大使賞が選出された。11月5日、日本大使館からの連絡を受けて、最優秀賞・日本大使賞を決定した。 日本大使賞を受賞した潘呈さんの作品「東京五輪で誤訳をなくすため、私にできること」は、来日時に見かけたおかしな中国語訳をなくすために、ネットを通じて正確な翻訳を提供するサービスを行いたいという、日本語を学ぶ若者らしい熱意とユニークな発想にあふれた作品。数次にわたる審査の中では、「東京五輪への夢」をテーマに選んだことも日中未来志向の1つの形として好感が持てたという評価が多かった。 この潘呈さんの作品を含む3等賞受賞作までの計81本は、第15回中国人の日本語作文コンクール受賞作品集として1冊の本にまとめられる。今を生きる中国の若者たちのリアルな「本音」「生の声」からは、日中関係の未来への明るい希望を感じ取ることができるだろう。 なお同コンクールの表彰式及び日本語スピーチ大会は12月12日(木)、北京の日本大使館で、横井大使や上位入賞者、指導教師らの出席のもと開催される予定。 第15回「中国人の日本語作文コンクール」の最優秀賞・日本大使賞(1名)と1等賞受賞者(5名)は以下の通り。 ★★★最優秀賞・日本大使賞:潘呈さん(上海理工大学大学院) テーマ「東京2020大会に、かなえたい私の夢!」 題名「東京五輪で誤訳をなくすため、私にできること」 ★1等賞:龔緯延さん(西安電子科技大学) テーマ「東京2020年大会に、かなえたい私の夢!」 題名「敬語を喋るドラえもんを作ってください」 ★1等賞:朱琴剣さん(西北大学) テーマ「日中新時代を考える――中国の若者からの提言」 題名「瓜の種をまけば瓜を、豆の種をまけば豆を」 ★1等賞:韓若氷さん(大連外国語大学) テーマ「東京2020年大会に、かなえたい私の夢!」 題名「絵の中のお兄ちゃんとイチゴ」 ★1等賞:呂天賜さん(河北工業大学) テーマ「日中新時代を考える――中国の若者からの提言」 題名「聖地巡礼で考えたこと」 ★1等賞:趙文会(青島農業大学) テーマ「東京2020年大会に、かなえたい私の夢!」 題名「祖父との約束を果たすために」 ※ 第15回「中国人の日本語作文コンクール」3等以上の入賞者(81名)リスト http://duan.jp/jp/2019shou.htm ※ 佳作賞入賞者リスト(229人、登録順) ※ 第15回「中国人の日本語作文コンクール」応募状況 http://duan.jp/news/jp/20190821.htm ※ 第15回「中国人の日本語作文コンクール」は、「2019日中青少年交流推進年」認定行事の1つ。 協賛は、(株)パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス、(公財)東芝国際交流財団。 後援は、在中国日本国大使館、日中友好7団体、日本日中関係学会、(一社)アジア調査会、中国日本商会、北京日本倶楽部など。 また、朝日新聞社がメディアパートナーとなる。 協力は日中文化交流センター、長沙中日文化交流会館、(公財)日中国際教育交流協会など。 第15回中国人の日本語作文コンクールポスター |