中国「改革開放」時代を読み解く

『中国政治経済史論 ケ小平時代』

8月に発売へ

 

 

 

 

【日本僑報社発】日本僑報社はこのほど、ケ小平らを中心とする中国「改革開放」時代を読み解く『中国政治経済史論 ケ小平時代』(日本語版)を刊行することを決定した。8月より発売予定。

 

中国の実状を総合的に捉える「国情研究」のオーソリティー、胡鞍鋼氏(清華大学教授)の新著であり、日本僑報社創設の日中翻訳学院の翻訳チームが日本語訳を担当した。

 

日本僑報社の既刊『中国政治経済史論―毛沢東時代』に続くシリーズ第二弾となる。

 

中国の「改革開放」の核となったのは、ケ小平を筆頭とするリアリスト指導集団であった。本書は膨大な文献資料と国内外のデータに基づいて、ケ小平時代の思想および政治闘争・政策の変遷と経済発展の軌跡を詳述し、徹底的に分析・論評・解明する待望の集大成。

 

中国「改革開放」時代を読み解く渾身の一冊だ。

 

■『中国政治経済史論 ケ小平時代』

胡鞍鋼著、日中翻訳学院 本書翻訳チーム訳、日本僑報社刊

 

■【内容紹介】

本書は、既刊『中国政治経済史論―毛沢東時代』に続くシリーズ第二弾である。主に1977年から90年代初めにかけて、ケ小平らが中心となり「改革開放」をスタートさせた時代を論考している。その時代は、毛沢東時代の正負両面の遺産を引き受け「中国の特色ある社会主義近代化」建設の基盤が確立された時代であり、破壊の限りを尽くした「四人組」が打倒され、極貧にあえぐ中国人民の前に生きる道筋が再び示された時代であった。

 

十一期三中全会を機に集団指導体制を取り戻したケ小平ら中国共産党の指導者たちは如何にして発展、興隆、強大化の道を歩み出したのか。また、国際的には旧ソ連と旧東欧社会主義諸国の変節と崩壊、国内的には「八九」政治動乱という深刻な政治危機を如何にして乗り越え、安定的な発展を遂げることができたのか。本書は、国内外の様々な指標を世界的に対比し、膨大な客観的史料を読み解くことで分析・研究を深めている。歴史的視座を縦軸に、国際的比較を横軸に、中国の「改革開放」とめざましい経済発展の軌跡を多角的に解き明かし、現代中国研究に欠くことのできない一冊。

 

■【著者紹介】

胡 鞍鋼(こ あんこう)1953年生まれ。清華大学人文社会科学院上席教授(資深教授)、公共管理学院教授、清華大学国情研究院院長。中国経済50人フォーラムメンバー。中国の長期発展戦略研究に一貫して専念するとともに、国家五カ年計画専門家委員会に度々参与し、マクロ政策決定において有効なコンサル活動を担う。国情研究に従事して30年来、上梓した単著・共著・編著及び外国語著書は100冊を超える。「中国国家自然科学基金委員会傑出青年基金奨励金」、「中国科学院科学技術進歩賞一等賞」(2回受賞)、「第9回孫冶方経済科学論文賞」、「復旦管理学傑出貢献賞」など多数受賞。

http://jp.duan.jp/ko.html

 

■【訳者紹介】日中翻訳学院 本書翻訳チーム

日中翻訳学院(http://fanyi.duan.jp/)は、日本僑報社が20089月に設立した、よりハイレベルな日本語・中国語人材を育成するための出版翻訳プロ養成スクール。http://fanyi.duan.jp/