第二回世界日本語作文コンクール受賞作文集 『「日本」、あるいは「日本人」に言いたいことは?』 刊行決定 【日本僑報社発】日本僑報社はこのほど、第二回世界の日本語学習者「日本語作文コンクール」の入賞作品集『「日本」、あるいは「日本人」に言いたいことは?』を刊行することを決定した。4月下旬に発売予定。 編著者は、国際交流研究所(東京・立川市)の大森和夫・弘子夫妻。 大森夫妻は平成元年(1989年)、日本語を懸命に学ぶ留学生の姿に心を打たれ、日本語の“草の根交流”を決意。和夫氏は勤務していた新聞社をキッパリと辞め、同研究所を設立、以来夫婦で世界の日本語学習者を支援する活動を平成の30年間にわたり一貫して続けてきた。 手作りの日本語教材「季刊誌『日本』」の編集・発行・寄贈をはじめ、中国の大学生を対象にした「日本語作文コンクール」、日中友好「アンケート」などの実施、さらにはそれらをまとめた編著書を日本僑報社から数多く刊行している。 2016年には、世界で日本語を勉強している外国人を対象に、初めての「日本語作文コンクール」世界大会を実施。入賞作品集の『「日本」って、どんな国? 初の【日本語作文コンクール】世界大会 101人の「入賞作文」』が2017年に日本僑報社から刊行された。http://duan.jp/item/248.html その第二回となる「日本語作文コンクール」世界大会は、“「日本」、あるいは「日本人」に言いたいことは?”をテーマに2018年に実施され、世界62カ国・地域から計6793編もの作文が寄せられた。 入賞作品集となる本書には、中国、ベトナム、エジプト、インドなど29カ国・地域の65人からなる優秀作を一挙掲載。多種多様な内容の中にも、日本への注文や感謝など「日本語や日本、日本人との関わりを通して感じた率直な気持ちが、どの作文にも綴られていた」(あとがき)という。 世界の日本語学習者から日本への熱いメッセージが詰まった一冊。日本語を学ぶ世界の人々の恰好のテキストになるのみならず、新グローバル時代の日本人にとっても「日本と日本人」を世界から再発見できる必読書だ。 ■『「日本」、あるいは「日本人」に言いたいことは?』 第二回・「世界の日本語学習者『日本語作文コンクール』」 大森和夫・大森弘子編著、日本僑報社刊 【編著者略歴】 大森和夫(おおもり・かずお) 昭和15年(1940年)東京都生まれ。 東京都・九段高校卒。早稲田大学第一政治経済学部政治学科卒。 朝日新聞記者(大分支局、山口支局、福岡総局、大阪・社会部、政治部、編集委員)を経て、平成元年(1989年)1月、国際交流研究所を開設。 大森弘子(おおもり・ひろこ) 昭和15年(1940年)京都府生まれ。 京都府・西舞鶴高校卒。京都女子大学短期大学部家政学科卒。 京都府・漁家生活改良普及員(地方公務員・3年間)。 「季刊誌【日本】」、「日本語精読教材【日本】」、「日本語教材【日本】」、【新日本概況】、「デジタル版・日本語教材『【日本】という国』」の編集長。 ■大森夫妻の著書一覧 http://duan.jp/item/oomori.html <表彰式を開催へ> 第二回世界の日本語学習者「日本語作文コンクール」の表彰式が4月24日、東京・築地の朝日新聞社本社で開催される。式典には一等賞を受賞した、イタリアのニコール・フェッラリオさん(23歳)、ベナンのアイエドゥン・エマヌエル君(27歳)の2人が出席、大森和夫・弘子夫妻から表彰を受ける予定だ。 |