日本テレビで放送 日中交流の「今」

日本僑報社の段躍中氏、受賞者の思いとは

 

 

 

 

 

安倍首相の中国訪問を受けて、日中交流にスポットを当てたニュース・報道が増えてきている。日本僑報社も取材を受けた。そしていよいよ放送日。1027日(土)に『ニュースevery.サタデー』内で現在の活動やそれに関わった人の思いなどが放送された。

 

今回のテーマは「日中、国民感情に温度差…相互理解のカギは」。紹介されたのは日本僑報社編集長段躍中さんが主宰する「星期日漢語角(日曜中国語コーナー)」、そして「忘れられない中国滞在エピソード作文コンテスト」に応募した大友実香さんだ。

 

まずは「日曜中国語コーナー」。これは言わば日本人と中国人の「おしゃべりコーナー」だ。毎週日曜日の14時から、池袋の公園で開かれている。予約・参加費は不要、誰でも気軽に参加できる。初めて参加する人も含めて毎週40人から50人の人が訪れる。秋晴れの気持ちがよい日、参加者の笑顔とともに中国語と日本語が飛び交う様子が放送された。段躍中さんは「まずは中国人と交流してほしい。交流すればわかる」と話す。

 

次に登場したのは大友実香さん。日本僑報社が20186月に募集した「忘れられない中国滞在エピソード作文コンテスト」に応募し、二等賞を受賞した。100人以上の応募者の中から選ばれた受賞作品は、一冊の本として11月に出版される予定だ。今回はその打ち合わせに日本僑報社を訪れた。取材中、彼女が紹介した写真の中に一人の女性と写っているものがあった。上海で知り合った陳旭静さんだ。中国の大学で外国人に対して中国語を教えている。大友さんは夫の転勤で上海に二年半住んでいた。そのときにとあるスピーチコンテストに参加したのだが、結果は二位。悔しい気持ちを陳さんにメールした。その日の夜、陳さんからとても長いメールが届いた。「今やっていることは間違いではない。これからも中国の日常を楽しんで」と。大友さんはそのメールがすごく嬉しかったという。中国に行く前は中国人に怖いイメージを持っていたが、人と人との交流を通じ、中国人と中国への見方が変わったという。大友さんはこう続けた「隣に居る人、近所の人、毎日顔を合わす人……そういうところから国のイメージが出てくる」。

 

互いの世界を行き来する中で、自分の目で見て初めてわかるもの、初めて感じることがあるのではないだろうか。今回放送された番組を見て、改めてそう感じた。

 

http://duan.jp/201810272.MP4 http://duan.jp/201810272.MP4