14回「中国人の日本語作文コンクール」

2等と3等の入賞者を発表!

 

 

 

【日本僑報社発】日本僑報社・日中交流研究所主催の第14回「中国人の日本語作文コンクール」は102日、厳正な審査を経て確定した2等と3等の入賞者を発表した。

 

数次にわたる厳正な審査の結果、これまでに中国各地の大学などから寄せられた応募作計4288本から、3等賞以上の入賞者81人(作品)と佳作賞221人が選出されていた(いずれも登録順)。

 

今回発表されたのは、このうち2等賞15人と、3等賞60人の計75人。

 

入賞者の皆さん、誠におめでとうございます!

 

最優秀賞・日本大使賞1人と1等賞5人については、在中国の日本大使自らによる3次審査を経て決定され、改めて発表する運びとなる。

 

2、3等の入賞者リストは以下の通り。

 

※ 第14回「中国人の日本語作文コンクール」2等、3等以上の入賞者リスト

http://duan.jp/jp/2018shou.htm

 

協賛は、(株)ドンキホーテホールディングス、(公財)東芝国際交流財団。

後援は、在中国日本国大使館、日中友好7団体、日本日中関係学会、(一社)アジア調査会、中国日本商会、北京日本倶楽部など。

また、朝日新聞社がメディアパートナーとなる。協力は日中文化交流センター、(公財)日中国際教育交流協会など。

 

14回日本語作文コンクールは、従来通り日本での半年以上の留学経験のない中国人学生を対象として、今年は5月8日から31日までの約3週間にわたり作品を募集した。

精査し集計した結果、中国のほぼ全土にわたる28省市自治区の235校の大学、専門学校、高校などから、計4288本もの作品が寄せられたことがわかった。これは前年の4031本を大きく上回り、近年でも上位に並ぶ作品数の多さとなった(1人につき複数応募もあるため、作品数は延べ数とする。なお、重複して登録された作品は、重複分を欠番とした)。

 

日中関係は昨年、国交正常化45周年、そして今年は平和友好条約締結40周年という記念すべき年を迎えた。この5月には中国の李克強首相が公賓として就任以来初めて日本を訪問、両国首脳の相互訪問についても早期実現に向けて期待が高まるなど、日中関係は改善への動きをさらに加速させている。

こうした前向きな両国関係の背景をとらえ、中国で日本語を学ぶ中国の若者たちの日本語学習熱や日本への関心が依然として高まりを見せていることが示された形となった。

 

詳しい集計結果を見ると、応募総数4288本のうち、男女別では男性787本、女性3501本。女性が男性の約4.4倍を数え、圧倒的に多かった。

また、今回のテーマは(1)中国の若者が見つけた日本の新しい魅力 (2)日本の「中国語の日」に私ができること (3)心に残る、先生のあの言葉――の3つあり、テーマ別では(1)2045本 (2)540本 (3)1703本 と、(1)が最も多かった。

※「テーマ趣旨説明」 http://duan.jp/jp/20182.htm

 

(1)が最多となったのは、年々増加を続ける訪日中国人客が2017年は過去最多の約735万6千人を記録した(日本政府観光局)ほか、インターネットの発達により国境を超えた情報共有が進むなど、「“日本の新しい魅力”が中国の若者にとっても、より身近に感じられるものになった」ためと考えられる。

地域(行政区)別では、寧夏回族自治区、チベット自治区などを除く中国のほぼ全土にわたる28省市自治区から応募があった。最多は浙江省の559本、次いで山東省の416本、広東省の408本、江蘇省の399本、遼寧省の383本と、日本語学習者が多いとされる中国東北部と沿海部からの応募が上位を占めた。

 

応募作は例年にも増して甲乙つけがたい優秀な作品が多く、コンクール事務局を中心とする第1次審査員も非常に頭を悩ませた。

今後は、国際電話による口述試験の結果を踏まえ、在中国の日本大使自らによる3次審査まで行い、11月に最優秀賞・日本大使賞1人、1等賞5人を決定、最終的に発表する運びとなる。

最優秀賞受賞者には、副賞として「日本1週間招待」の特典が与えられる。また3位までの上位入賞作は「受賞作品集」として書籍にまとめられ、日本僑報社から出版される予定。

さらに1212日(水)には、例年通り中国・北京の日本大使館で、入賞者たちを表彰する「表彰式・日本語スピーチ大会」を開催する計画も進められている。

 

このほか日本僑報社・日中交流研究所は先に、第14回日本語作文コンクールの「園丁賞」を発表した。「園丁」とは中国語で教師のことを意味しており、同賞は日中国交正常化35周年に当たる2007年の第3回から、学生の作文指導に実績のある学校を表彰している。

具体的には1校で50本以上の応募があった学校を授与の対象としており、今回は湖州師範学院(153本)、吉林華橋外国語学院(151本)、大連工業大学(137本)など、計40校を表彰することとなった。

※「園丁賞」受賞校一覧 http://duan.jp/jp/2018c.htm

 

【中国人の日本語作文コンクール】

日本僑報社・日中交流研究所が主催する「中国人の日本語作文コンクール」は、日本と中国の相互理解と文化交流の促進をめざして、2005年にスタート。中国で日本語を学ぶ、日本に留学経験のない学生を対象として、2018年で第14回を迎えた。

この14年で中国全土の300校を超える大学や大学院、専門学校などから、のべ4万1490名が応募。中国国内でも規模の大きい、知名度と権威性の高いコンクールへと成長を遂げている。作文は一つひとつが中国の若者たちのリアルな生の声であり、貴重な世論として両国の関心が集まっている。

 

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『日本人に伝えたい中国の新しい魅力―日中国交正常化45周年・中国の若者からのメッセージ』 http://duan.jp/item/252.html 

――今を生きる中国の若者たちのリアルな「本音」「生の声」。日中関係の未来への明るい希望を感じ取ることができる一冊。最優秀賞(日本大使賞)をはじめ、第13回中国人の日本語作文コンクールの受賞作81本を収録――。

 

【最優秀賞と1等賞の決定について】

最優秀賞・日本大使賞(1人)と1等賞(5人)の最終発表は11月上旬までに行う予定です。

今後、行われる各賞発表や表彰式、受賞作品集の刊行などについては「新浪微博」(http://weibo.com/duanjp )、「微信公衆号―中日橋段」(微信公式アカウント)、および作文コンクール特設ページ(http://duan.jp/jp/ )にて随時お知らせいたします。

また、受賞作品集には佳作賞受賞者のお名前も掲載させていただきます。

※ 佳作賞受賞者リスト http://duan.jp/jp/2018221.htm

関係者の皆様は、ぜひこまめにチェックしてください!