日本僑報社、朝日新聞一面に広告出稿

最新刊の翻訳必携など人気書籍を紹介

 

 

 

 

日本僑報社は、101日付けの朝日新聞一面に広告出稿、最新刊の『日中中日 翻訳必携 実戦編W−こなれた訳文に仕上げるコツ』など翻訳必携シリーズを紹介した。

 

主な内容の紹介、「武吉塾の10年」(『日中中日翻訳必携 実戦編4』)より

 

日中翻訳学院武吉塾 武吉次朗塾長

http://duan.jp/item/259.html

http://duan.jp/news/jp/201809222.htm

(全文掲載)

 

訳文添削の基準

添削の基準は「そのまま新聞に掲載できるレベルの訳文」にすること。このため、(1) 漢字ばかりの原文の「文字搬家」ではなく、なめらかな日本語に訳されていること、(2) 卑俗な単語が使われていないこと、(3) 送り仮名や数字、そして外来語のカタカナが正しく表記されていること、(4) 漢字が多用されていないこと、などが不可欠であり、報道機関が出している『用語の手引き』や『日本語表記ルールブック』に依らなければいけない。

 

(中略)

 

成長を実感する受講者とは

 

(中略)

 

私はかねがね、訳文には「これが最高峰」というものはない、と自分に言い聞かせてきた。毎回私がまとめる訳文を「模範訳文」ではなく「参考訳文」と呼んでいるのも、このような見地からだ。言い換えるなら「no best, do better」である。絶えず「より良い訳文」を目指しつづけたい。

 

三つの「お」で締めくくりたい。

 

翻訳は、おもしろい。

 

ピッタリの訳語を探り当てたときの快感を、一度味わったら病みつきになること請け合いだ。

 

翻訳は、おそろしい。

 

自分の語学力だけでなく、知識から仕事ぶりや性格まで、すべてさらけ出してしまうのだから。

 

翻訳は、おく(奥)が深い。

 

まさに生涯学習、 “ 活到老,学到老” である。皆さんに励まされながら学びつづけていきたい。いま拡大しつづける日中交流という鉄橋は、無数のボルトが支えている。そのボルトの一本、いつまでも錆びないボルトの一本でありつづけたい。これが私の念願である。

 

■関連情報、中文和訳の「武吉塾」通信講座 第 21 期のご案内   

 

概  要

 

日本僑報社・日中翻訳学院主催の「武吉塾」通信講座は、201810月開講の第21期の受講生を募集します。

 

新学期から、翻訳家の武吉次朗先生に「顧問格」として助言いただき、当学院出身の翻訳家として活躍中の町田晶(まちだ・あきら)さん、東滋子(ひがし・しげこ)さんに講師を担当いただく新体制となります。

 

また、講座は全10回とします。隔週ごとに課題文を受講者にメールで送り、受講者は2週間後に訳文を講師あてにメールで提出します。講師は丁寧に添削したものを各受講者あてに郵送するとともに、参考訳文と講評をメールで送ります。これを9回くり返し、最終回はスクーリングを計画しています。

 

――「翻訳って、実に楽しいですね」「翻訳は、ほんとうに奥が深いのですね」。これは、私が20年以上にわたり各地で主宰してきた翻訳講座に参加した皆さんの、一致した感想です。中文和訳は、語彙を増やすだけでなく、論理的な中国語と情緒的な日本語の違いを知り、「コッテリ中華」の原文を「お茶漬けさらさら」に訳すうちに、背景にある両国文化の違いも勉強できます。そんな楽しみを、ぜひ皆さんにも味わっていただこうと思います――(武吉次朗先生) 

 

詳細 http://fanyi.duan.jp/takeyosijuku.htm

 

【講師紹介】

 

◆武吉次朗(たけよし・じろう)

翻訳家、元摂南大学教授、日中翻訳学院講師。著書に『日中中日 翻訳必携・実戦編2』(日本僑報社)など、訳書に『中日友好随想録(上下)』(日本経済新聞出版社)、『新中国に貢献した日本人たち』(日本僑報社)など。監訳も多数。

「武吉塾の10年は、半世紀におよぶ私の翻訳史の中で、最も充実し、最も学ぶことが多い期間になった。課題文の選択、受講者から届く訳文の添削、講評の執筆、個別の質問への対応など、どれをとっても『真剣勝負』だった」(武吉先生ご挨拶より)

http://fanyi.duan.jp/takeyoshi.htm

 

◆町田晶(まちだ・あきら)

東北大学大学院文学研究科中国哲学専攻修士号取得。日中翻訳学院武吉塾(第3、第4、第8期)などで中国語翻訳を学ぶ。現在はプロの翻訳者として産業翻訳、出版翻訳等の仕事に携わる。得意とする分野は思想、哲学、美術、工業、食文化等。プライベートでは国際交流活動に長年参加し、中国人留学生を始めとする学生の生活支援やネパールでの教育支援などに貢献している。主な訳書に、チーグアン・ジャオ著『悩まない心をつくる人生講義』(日本僑報社、2016年)がある。

*ご挨拶 http://fanyi.duan.jp/machida.htm 

 

◆東滋子(ひがし・しげこ)

北九州市立大学外国語学部中国学科卒業。北京大学に一年間留学。物流会社、日系航空会社北京支店勤務。帰国後翻訳に携わる。全国通訳案内士。武吉塾は第4期より受講。主な訳書に、『中国の未来』(2013年)、『小さなぼくの日記』(2016年、いずれも日本僑報社)がある。

*ご挨拶 http://fanyi.duan.jp/higashi.htm

 

 

※ 通信講座「武吉塾」第21期のお申し込み方法など詳細は、日中翻訳学院HPの「武吉塾」第21期のご案内ページでご確認ください。

http://fanyi.duan.jp/takeyosijuku.htm