日本僑報社・日中交流研究所

14回中国人の日本語作文コンクール

テーマの趣旨説明その二を発表 

 

 

 

 

日本僑報社・日中交流研究所は、今年の第14回「中国人の日本語作文コンクール」の募集要項を発表した。

 

募集する作文のテーマは、昨年に引き続き3つとした。今年は日中平和友好条約締結40周年の節目の年に当たることから、これを記念して、日中関係のさらなる深化・発展の一助になり得るような意見や提言のある作文を大募集する。

 

三つのテーマを分けてその趣旨を説明する。

http://duan.jp/jp/2018.htm

 

その二、日本の「中国語の日」に私ができること

 

「中国人の日本語作文コンクール」を主催する日本僑報社・日中交流研究所は、2017年の日中国交正常化45周年を迎えるにあたり、中国で初めての「日本語の日」を、また日本で初めての「中国語の日」を創設したいと提言しました。

 

*関連報道 http://duan.jp/news/jp/20161208.htm

 

2017年の第13回作文コンクールでは「中国の『日本語の日』に私ができること」をテーマの1つに掲げました。そこで第14回では、ここでも対になるテーマとして「日本の『中国語の日』に私ができること」を挙げたいと思います。

 

この「中国語の日」は、毎年8月8日に制定したいと考えます。8というのは中国でも日本でも縁起のいい数字ですし、8月8日は覚えやすい日にちです。さらに言えば、より多くの人々が参加しやすいように、夏休み期間に記念日を設けたほうが良いだろうと考えました。

 

一説によれば、日本の中国語学習者数は200万人を超えるそうです。また日本には約700の大学があり、そのうち多くの大学で中国語を第一・第二外国語として教えています。日本では、予想以上に多くの若者たちが中国語を学んでいることがうかがえるでしょう。

 

一方、日本に滞在する中国人は約100万人に上るといわれ、多くの人たちが各分野で活躍しています。中国からの訪日観光客も増え、日本政府観光局(JNTO)によると2016年は初めて600万人を突破。1000万人を超える日も夢ではないと言われています。

 

こうした中で「中国語の日」を創設し、中国語をパイプ役として日本人と中国人の直接交流を深めてもらいたい。また日本人にとっては、中国・中国人・中国語の理解をより深めるチャンスにしたいと考えました。

 

そこで、皆さんに提案してもらいたいのが「日本の『中国語の日』に私ができること」です。

 

現時点ではあくまでも架空の計画であり、シミュレーションの域を出ませんが、この日は1日、日本(あるいは中国)で、日本の人々に中国語を広める活動をしてもらいたいと思います。中国の書籍や音楽、映画などを紹介したり、日本の友人とおしゃべりしたりと中国語にかかわる活動をしてください。

 

またそれに限らず、意外性がありオリジナリティー豊かな取り組みを積極的に述べてください。個人の小さな試みから、団体で開催する大きなイベントまで、何でもOKです。例えば近年、日中双方で目に付く「おかしな中国語・日本語案内(表記)」を列挙して、正しい表記を示すこともユニークな提言となりそうです。

 

この1日、皆さんは日本(あるいは中国)における中国語の先生であり、伝道者です。日本人にとって、楽しみながら中国語能力を大いに伸ばすことができるとしたら、日本における「中国語の日」の試みは大成功であり、しだいに定着する可能性も高まるでしょう。2020年の東京五輪・パラリンピックを前に、広く中国語人材を育てるという社会のニーズにも応えられます。

 

2018年の平和友好条約40周年に「日本の『中国語の日』」を制定することで、記念イヤーをさらに盛り上げたい。そのための斬新なアイデアをどしどしお寄せください!

 

http://duan.jp/jp/20182.htm