若者が考える「日中の未来」シリーズ第4弾

第六回「宮本賞」受賞論文集が刊行決定

 

 

 

 

【日本僑報社発】日本僑報社はこのほど、宮本雄二・元中国大使が監修し、日本日中関係学会(宮本雄二会長)が編集した「若者が考える『日中の未来』」シリーズの第4弾となる学生懸賞論文集『日中経済とシェアリングエコノミー』の刊行を決定した。

本書には、2017年に同学会が募集した日中学生懸賞論文「第6回宮本賞」で、最優秀賞などを受賞した16本の優秀作が全文掲載される。

 

「宮本賞」は、日中の若者が日本と中国ないし東アジアの関係に強い関心を持ち、よりよい関係の構築のために大きな力を発揮していけるように、そのための人材発掘・育成を目的とし、2012年からスタートした。論文のテーマは日中の政治、経済、文化など幅広い分野を対象としている。

 

第6回における応募者は「学部生の部」で32本、「大学院生の部」で22本。中国大陸の大学からも多くの応募があったという。論文のレベルも年々向上しており、日中の若者がいま何を考えているか、明確に知ることができる。

同学会は「宮本賞はいまや、日中の若者による相互理解を深め、日中のよりよい関係を構築してくうえで、大きな役割を果たしていると言える」とその意義を示している。

 

本書には、第6回宮本賞の最優秀賞、優秀賞、特別賞を受賞した16本の論文を一挙掲載。

「学部生の部」で最優秀賞を受賞した浦道雄大さん(横浜国立大学経済学部3年)の「日中経済とシェアリングエコノミー」をはじめ、「大学院生の部」で優秀賞を受賞した白宇さん(南京大学外国語学院博士課程)と坂井華海さん(九州大学大学院博士課程)による「日本語を専門とする中国人学生の日本語学習動機と習得状況の関係」などの優秀作を収めている。

 

なお、今回の受賞者の中には以下の通り、日本僑報社・日中交流研究所主催「中国人の日本語作文コンクール」の受賞者と指導教師が多く含まれていたほか、日本僑報社主催「忘れられない中国留学エピソード」の受賞者が含まれていた。

 

○「学部生の部」優秀賞 王婧Nさん(清華大学人文学部3年)【第13回作文コンクール】

○「大学院生の部」優秀賞 白宇さん(南京大学外国語学院博士課程)【第12回作文コン】

○「大学院生の部」優秀賞 坂井華海さん(九州大学大学院博士課程)

【忘れられない中国留学エピソード】3等賞

○「学部生の部」特別賞 朱杭珈さん(嘉興学院外国語学院卒業)【第11回作文コン】

○「学部生の部」特別賞 陳星竹さん(西安交通大学外国語学部卒業)【第11回作文コン】

○「大学院生の部」特別賞 丹波秀夫さん(復旦大学外国語学院博士課程)

【第12回作文コン指導教師】

 

【編者紹介】

日本日中関係学会は21世紀の日中関係を考えるオープンフォーラムで、「誰でも参加できる」「自由に発言できる」「中国の幅広い人々と交流していく」をキャッチフレーズに掲げる。

主な活動としては、(1) 研究会・シンポジウムを随時開催 (2) 毎年、「宮本賞」日中学生懸賞論文を募集 (3) ビジネス実務者による中国ビジネス事情研究会の開催 (4) ホームページ「中国NOW」で、中国の政治・経済などの情報を提供 (5) newsletter(年3回)の発行、などがある。

 

※日本日中関係学会 公式サイト

https://www.mmjp.or.jp/nichu-kankei/ 

 

 

◆若者が考える「日中の未来」第1弾『日中間の多面的な相互理解を求めて』

 http://duan.jp/item/186.html 

◆若者が考える「日中の未来」第2弾『日中経済交流の次世代構想』

 http://duan.jp/item/223.html 

◆若者が考える「日中の未来」第3弾『日中外交関係の改善における環境協力の役割』

   http://duan.jp/item/236.html