【留学エピソード】

2017年度中国留学経験者の集いと発刊式

人民日報などが大きく報道

 

 

 

【日本僑報社発】駐日中国大使館主催の「2017年中国留学経験者の集い」が12月8日、東京・港区の同大使館で開かれ、日本の政治、経済、文化、教育、マスコミなど各界の関係者や中国留学経験者ら約200人が出席した。

 

中国大使館の劉少賓公使は挨拶の中で、「1972年の中日国交正常化以降、とくに79年に両国政府が留学生の相互派遣で合意してから、両国留学生の交流は大きな発展を遂げてきた。これまでに中国は累計約25万人の日本人留学生を受け入れており、来日した中国人留学生は累計100万人を超えている。留学生の交流は、両国国民間の相互理解と友好交流協力の促進のために多大な貢献を果たしてきた」などと留学生がこれまで果たした役割について強調。

 

その上で「今年は中日国交正常化45周年、来年は中日平和友好条約締結40周年という節目の年にあたる。この契機をつかみ、中国留学経験者はその強みを十分に発揮して、両国の各分野における交流協力を積極的に推進し、相互理解の促進と長期的な友好のため、さらなる貢献を成し遂げるよう願う」などと期待を寄せた。

 

外務省アジア太平洋局中国・モンゴル第一課長の岩本桂一氏、文部科学省大臣官房国際課長の里見朋香氏の挨拶に続き、衆議院議員で立憲民主党副代表の近藤昭一氏、沖縄科学技術大学院大学副学長の岩佐敬昭氏がそれぞれ中国留学卒業生代表として挨拶した。

 

続いて、日本僑報社を代表して段躍中編集長が「忘れられない中国留学エピソード」の原稿公募やコンクールの結果について紹介。出版されたばかりの受賞作品集『忘れられない中国留学エピソード』を壇上からお披露目した。

 

中国大使館教育処の胡志平公使参事官が乾杯の音頭を取り「中国大使館は、これからもより多くの日本の若者が中国に留学することを奨励したい」などと語った。

 

このあと舞台では、日本大学で博士課程に在学する王文さんが中国の伝統芸能「変面」を、中国留学の経験がある落語家、三遊亭楽生さんが落語の一席をそれぞれ披露。会場から大きな拍手が沸き起こった。

 

日中双方の参加者たちは、和やかな雰囲気の中、いっそうの交流を深めていた。

 

この日はまた、コンクール受賞者をはじめ会場に集まった全員に、中国大使館から記念書籍として『忘れられない中国留学エピソード』が贈られた。

 

関連報告、東京・港区の駐日中国大使館で12月8日に開かれた「2017年度中国留学経験者の集い」と『忘れられない中国留学エピソード』(日本僑報社)発刊式の模様が、これまでに人民日報など多くの中国メディアに報道された。

 

人民日報は紙面(12/10付)と動画(12/9付)でこれを詳しく報道。35年前に北京に留学した経験を持つ西田実仁参院議員の「留学の思い出は貴重な『宝』」と題した作品を紹介したほか、受賞者の1人で大学日本語教師の中村紀子さんの喜びの声などを伝えた。

 

◆主な中国メディアの報道◆

 

○人民日報(本紙)

http://world.people.com.cn/n1/2017/1210/c1002-29696402.html

○人民日報(動画)

http://tv.people.com.cn/n1/2017/1209/c364580-29696345.html

○新華社ネット

http://news.xinhuanet.com/world/2017-12/11/c_129762441.htm