革命刻んだ記者の軌跡たどる 『新中国を拓いた記者たち 下巻』刊行 【日本僑報社発】日本僑報社はこのほど、中国革命を刻んだ記者の軌跡をたどる『新中国を拓いた記者たち』の下巻を刊行した。 編者は、中国国家新聞出版広電総局新聞出版総署署長で国家版権局局長の柳斌傑(りゅう・ひんけつ)氏と、中国作家協会会員で全国政治協商会議委員の李東東(り・とうとう)氏。 柳氏と李氏は、邦訳に『新中国を拓いた記者たち
上巻』『中国名記者列伝』シリーズ(ともに日本僑報社)などがある。翻訳は、訳書に『新中国を拓いた記者たち 上巻』(日本僑報社)がある日中翻訳学院の河村知子(かわむら・ともこ)さんが担当した。 本書は、「新中国」といわれる中華人民共和国の建国前からそれ以降に、報道事業を通して中国の発展のために寄与した、名だたるジャーナリストたちを紹介。 毛沢東の秘書を務めたのち、新中国建国後は新華社社長、人民日報社長などを歴任して「報道界の大番頭」と称された胡喬木、新中国の対外宣伝の大家といわれ、その一生を中国の新聞事業に捧げたイスラエル・エプスタインら27人の記者やカメラマン、放送人の生涯やその業績を記録している。中国の報道事業史における重要な一冊。 激動の現代中国をつぶさに見つめた記者たちの軌跡から知る、もう一つの新中国史だ。 編者・監訳者・訳者紹介 【編者】柳 斌傑(りゅう・ひんけつ) 1948年生まれ。中国社会科学院研究生院哲学系卒。清華大学新聞与伝播学院院長、中華人民共和国国家新聞出版広電総局新聞出版総署署長、国家版権局局長、中国共産党第17回中央委員会委員。邦訳に『新中国を拓いた記者たち 上巻』『中国名記者列伝』シリーズ(ともに日本僑報社)。 【編者】李 東東(り・とうとう) 1951年生まれ。中国社会科学院大学院新聞系卒。中国作家協会会員。中国新聞文化促進会第6回理事会理事長、全国政治協商会議委員。邦訳に『新中国を拓いた記者たち 上巻』『中国名記者列伝』シリーズ(ともに日本僑報社)。 【監訳者】日中翻訳学院(にっちゅうほんやくがくいん) 日本僑報社が「よりハイレベルな中国語人材の育成」を目的に、2008 年9月に創設した出版翻訳プロ養成スクール。 【訳者】河村知子(かわむら・ともこ) 1962年生まれ。国際基督教大学卒。香港中文大学留学。通訳案内士(中国語)。仕事の傍ら、中国語の学習を続け、2008年に日本僑報社が開設した翻訳学院に第1期から参加、著名な翻訳家武吉次朗教授の指導を受ける。邦訳に『新中国を拓いた記者たち
上巻』(日本僑報社)。 |