段躍中編集長、華東師範大で講演

「海外でいかに中国事情を伝えるか」

 

 

 

【日本僑報社発】日本僑報社の段躍中編集長は3月13日午後、訪問先の中国上海市の華東師範大学で、日本語学科の学生・教師を対象として「海外でいかに中国事情を伝えるか」と題して講演した。

 

段編集長はその中で、33歳で日本に留学した時には「三零」(日本語・日本円・人脈がゼロ)だった人間が、いかに日本の社会に分け入り、出版社を立ち上げ、中国事情を日本の人々に広く伝えてきたか、その貴重な経験を余すところなく紹介。

 

日本語を学んでいる学生たちに対し、自身の学習経験として「(1)常にイヤホンで日本語を聞くようにし、部屋ではラジオやテレビを活用した(2)日本のメディアに日本語で投稿したほか、滞在1年で日本語によるデビュー作を出版した。その後も各新聞・雑誌への投稿を続け、これまでに約200本が掲載された」などの実例を紹介した。

 

さらに日本僑報社での出版事業、日曜中国語サロン「星期日漢語角」を通じた草の根交流、中国の日本語学習者を応援する「中国人の日本語作文コンクール」など、日本僑報社と段編集長が取り組む各種事業や民間交流について詳しく説明。その上で、学生たちに対して「今年の第13回中国人の日本語作文コンクールにも、ぜひ積極的に応募してください」と呼びかけた。

 

自らのリアルな体験を生き生きと語り、学生たちを激励した段編集長の講演に、会場では熱心に耳を傾ける姿が見られた。

 

※ 華東師範大学外語学院サイトでの報道「日語系挙行校級百場学術報告」(2017年3月15日付)

http://www.fl.ecnu.edu.cn/s/147/t/1230/56/69/info153193.htm