上海の報道現場の第一線から発信された

「日中対訳・現代中国論―14億人への提言」

刊行決定

 

 

 

【日本僑報社発】日本僑報社はこのほど、中国関係のジャーナリストで中日新聞・東京新聞論説委員の加藤直人(かとう・なおひと)氏による最新刊『日中対訳・現代中国論―14億人への提言』を2017年3月、同社から刊行することを決定した。

 

加藤氏は1989年1月に中日新聞に入社。新聞社の派遣留学生として北京外国語大学で中国語を学んでからは、北京で2度、上海で1度の特派員生活を送り、中国駐在は足かけ十年もの長きに及ぶ。その間、江沢民氏から現在の習近平国家主席にいたる歴代指導者の各時代を大陸で取材、「社会の変化を皮膚感覚で観察」してきた。

 

本書は、注目された2016年米大統領選などめまぐるしい国際情勢の変化をウオッチしながら、中国関係ジャーナリストの加藤氏が上海から発信し続けた現代中国の諸問題についての社説や大型コラムを、厳選してまとめたもの。

 

新聞紙面では、第一義的には日本人を主な読者に想定していたが、中には、中国党政府や社会、民衆への提言や批判をはじめ、注文をつける内容も多く含まれた。そのため「中国人の読者にこそ読んでほしい面もある」と勤務時間外に中国人助手らの熱心な協力を受けながら、推敲に推敲を重ね、自ら日中対訳版を完成させたという。

 

上海の報道現場の第一線から発信された「日中対訳・現代中国論」の決定版。今後の中国の進むべき方向や日中関係について真剣に考えたいと願う全ての人たち、特に日中の未来を担う両国の若い人たちに薦めたい1冊だ。