最新刊、『中国はなぜ「海洋大国」を目指すのか―

「新常態」時代の海洋戦略』、12月下旬から発売へ

 

胡波・著、M口城・訳 富士山出版社発行、日本僑報社発売

 

 

 

日本僑報社11月28日の発表によると、胡波・著、M口城・訳 富士山出版社発行の『中国はなぜ「海洋大国」を目指すのか―「新常態」時代の海洋戦略―』は、日本僑報社から12月下旬に発売されることとなった。

 

【内容紹介】本書はグローバルな視点で二十一世紀の海洋シルクロードを描きだすとともに、中国の海洋戦略について分析。日本のみならず、世界から注目を集める中国の海洋進出。「中国脅威論」だけが独り歩きする周辺国に対し、これから中国はどのように与していくかに注目が集まっている。本書では、中国にとってあるべき「海洋大国」の姿を、国際海洋法・アメリカやインドなど大国との関係・比較戦略論など、感情論を排した冷静な分析を通して浮かび上がらせる。

 

【著者紹介】胡 波(こ・は)北京大学外交学博士。現北京大学海洋戦略研究センター研究員、シーパワーおよび国際戦略問題専門家。『人民日報』『鳳凰周刊』『聯合早報』『南方周末』『東方早報』等、国内外有名メディアの特約論説委員を務めるほか、同紙誌に寄稿もしている。軍事戦略や外交政策の研究に長年携わっており、シーパワー戦略、国際安全保障、中国の外交が主要研究分野。『世界経済与政治』『国際観察』『外交評論』『The Journal of Chinese Political Science』等、国内外の専門誌に20篇あまりの学術論文も発表。前著『中国の海上権力政策:外交、海洋経済およびシーパワー』(未訳)は、「中国の海洋政策について理性的・体系的な中長期計画を提示した良書」と好評を得た。

 

【訳者商会】M口 城(はまぐち・じょう)三重県出身。大手出版社で雑誌編集者として勤務した後、2010年に退社。その後はフリーの編集・ライターとして幅広く活動している。退社後に独学で始めた中国語を生かし、中国語の語学書の編集・原稿執筆など手がける。近年は、中国語書籍の翻訳チェックなども行っている。