日本僑報社

「著名人おススメの名著」リストを発表

 

 

 

【日本僑報社発】日本僑報社は「著名人おススメの名著」リストとして、これまでに各界の著名人より“推薦の言葉”が寄せられた小社の刊行書籍を、随時ご紹介していきます。

 

政治家、経済人、文化人、芸能人、研究者、教育者、ジャーナリストなど各界著名人からの様々なメッセージは、中国や日中関係を理解するための“楽しい読書・役に立つ読書・知的読書”のご参考になることでしょう。

「著名人おススメの名著」リストを、どうぞご参照いただきご利用ください。

 

◆「著名人おススメの名著」(順不同、肩書きは刊行時による)

 

1)海老名香葉子さん(エッセイスト、絵本作家)

――中国児童文学界を代表する豊子ト先生の児童文学全集がこの度、日本で出版されることは誠に喜ばしいことだと思います。溢れでる博愛は子供たちの感性を豊かに育て、やがては平和につながっていくことでしょう――。

 

○豊子ト児童文学全集第1巻『一角札の冒険』、第2巻『少年音楽物語』、

第3巻『博士と幽霊』 豊子ト・著

小室あかね/藤村とも恵/柳川悟子・各訳

 http://duan.jp/item/190.html 

 http://duan.jp/item/193.html 

 http://duan.jp/item/195.html 

 

2)陳淑梅氏(NHK中国語講座講師、東京工科大学教授)

――この小説は1961年から2001年まで激動の中国を舞台に、貧しい一農村女性の半生を描いたものです。主人公春草は、四人兄弟の中のただ一人の女子ということで、母親から厳しく育てられます。成人して伴侶を得、結婚して家を離れますが、火災を皮切りに夫の不祥事が招く災難など幾多の困難に遭遇します。

小説は授かった双子を擁して苦難を乗り越え、けな気に生きる姿を感動的に描いています。この小説を読むことにより中国社会の深層にも触れることができるでしょう。多くの日本の皆様に是非お読みいただきたいと念じています――。

 

○『春草―道なき道を歩み続ける中国女性の半生記』

裘山山・著、徳田好美/隅田和行・共訳、于暁飛・監修

日本図書館協会選定図書、日本翻訳大賞推薦作品

 http://duan.jp/item/181.html 

 

3)浅野慎一氏(神戸大学大学院教授)

――本書の最大の特徴は、徹底した実態調査に基づく生活過程分析。百数十人におよぶ出稼ぎ農民とその家族が語ってくれたことの中に、あるいは語り尽くせぬことの中に、現代中国の巨大な歴史的社会変動を貫通する明確な内在論理を多数、発見した――。(抜粋)

 

○『現代中国における農民出稼ぎと社会構造変動に関する研究』 

江秋鳳・著

17回華人学術賞受賞

 http://duan.jp/item/170.html 

 

4)明石康氏(元国連事務次長)

――老子は難解といわれるが、本書の著者の筆にかかると、日本人にとっても親しみやすい平易な思想家になる。わが国では、聖徳太子の頃から孔子の教えが、老子の思想よりも広く流布されてきた。しかし中国ではそうでもない。私の知る多くの中国人は、堅苦しく感じられる孔子よりも茫漠とした老子に魅かれるようだ。人生をどう生きるかとか、政治について語る孔子よりも、人間を大きく包んでいる自然や地球環境、水などに関連して人生を語る老子の方が、もっと現代人に近く感じられるのだろう――。(抜粋)

 

○『悩まない心をつくる人生講義』 

チーグアン・ジャオ著、町田晶(日中翻訳学院)訳

 http://duan.jp/item/215.html 

 

5)石川好氏(作家、元新日中友好21世紀委員会委員、日本湖南省友の会共同代表)

――中国には「星星之火、可以燎原」という言葉がありますが、「小さな火花でも広野を焼き尽くす」と訳すことができます。初めは小さな友好の火花である学生たちも、やがては日中の未来を変えるほどの大きな可能性を秘めているのではないでしょうか。日本語を学び、日本文化を身につけ、ありのままの日本を理解できる若者が中国のいたるところで活躍すれば、日中の相互理解が進み、その未来はきっと理想的な方向に向かうと私は確信しています――。(抜粋)

 

○『なんでそうなるの?――中国の若者は日本のココが理解できない』

11回中国人の日本語作文コンクール受賞作品集  段躍中(日中交流研究所所長)編

http://duan.jp/item/208.html 

 

6)片寄浩紀氏(日本国際貿易促進協会相談役)

――「日中両国人は同文同種だ」という言い方があります。しかし実際に中国人と交際してみると、両国人は「似て非なるもの」であると思い知らされます。相互理解を深めるためには、「非なるもの」をしっかりと認識する必要があります。

本書は100に及ぶ日中の「同字異義語」の解説書であり、どの言葉の説明にも著者のビジネス体験が裏打ちされています。学習者だけでなく、中国ビジネスに従事している人々にとっても必読の一冊であると思います。

 

五十嵐克也氏(中国日本商会事務局長)

――本書は辞書ではありません。ビジネスマンとしての長く深いご経験に裏打ちされた生きた言葉の使い方を紡いだ物語と言って良いものです。実学の書として中国に関わる皆様のお手元においていただければと思います。

 

○『同じ漢字で意味が違う 日本語と中国語の落し穴』

 久佐賀義光・著、王達・中国語監修

http://duan.jp/item/177.html 

 

7)依田憙家氏(早稲田大学名誉教授)

――この小説は海外の都市を舞台とした先端のビジネスマン同士の交渉を通じて展開している。おのおのの側の背後にある生活習慣や社会慣習の相違からくる矛盾や誤解・対立をはらみながらビジネスは展開してゆく……。

ところで、こういった小説がどうして今まで現れなかったのであろうか?

近代における日本と中国や東南アジアとの商取引の歴史は古く、また活発であった。

神戸あたりの貿易商は、それこそ「家族ぐるみ」で相手と付き合っていたのであり、かれらはお互いの立場や習慣をそれぞれ考慮し、そこに相互の理解と信用が成り立っていたのである。

考えてみると先の関係は、いわば経営者同士の関係であり、先端のビジネスマン同士が、お互いに相当な見識と自覚をもって渉り合うといったことは、案外新しいことではないか。この小説の新しさもそこにあるのではないかと思われる。

 

○『パラサイトの宴』

 山本要・著

 http://duan.jp/item/196.html 

 

8)関志雄氏(野村資本市場研究所シニアフェロー)

――「人民元に関する最も体系的かつ権威的解説」。本書は、貨幣史や、為替制度、資本移動の自由化、国際通貨制度など、様々な角度から人民元を分析している。著名な経済学者で中央銀行の貨幣(金融)政策委員会の委員も務めている著者が理論と政策の双方を熟知するという優位性を十分発揮した一冊である。

 

○『人民元読本―今こそ知りたい!中国通貨国際化のゆくえ』

 陳雨露・著、森宣之・訳、日中翻訳学院・監訳

 日本図書館協会選定図書

 http://duan.jp/item/147.html 

 

9)青山英康氏(岡山大学名誉教授、高知女子大学元学長、ジョンズ・ホプキンス[大学]学士会終身会員)

 ――本書は、医師、ナース、医療通訳士など、外国人医療に携わる医療従事者の必携書であると共に、医療機関で言葉に不安を感じる海外駐在のビジネスマンや留学生など、幅広い人々の利用に供する、すぐれた実用書である。

 

南裕子氏(高知県立大学学長、国際看護師協会元会長)

――本書が広く用いられて、在住外国人や医療ツーリズムの方々の医療の質の向上に寄与することを期待いたします。

 

○『病院で困らないための日中英対訳 医学実用辞典』

 松本洋子・編著

 http://duan.jp/item/153.html 

 

10)笹川陽平氏(日本財団会長)

――日中の対立が深まる中、日本人には「中国の世論は反日一辺倒」との思い込みがあり、中国側も日本の世論を「反中一色」で捉えがちだ。しかし現実には中国にも多様な意見があることを示す一文として熟読させてもらった。(抜粋)

 

○『中日 対話か? 対抗か?―日本の「軍国主義化」と中国の「対日外交」を斬る』

李東雷・著、笹川陽平・監修、牧野田亨・解説

http://duan.jp/item/171.html 

 

(以下、随時掲載)