日本僑報社

『中国企業成長発展研究報告』が刊行決定

 

 

 

【日本僑報社発】日本僑報社は5月12日、中国の著名な経済学者である伊志宏教授が主編(編集主幹、写真)を務めた、中国企業レポート最新版『中国企業成長発展研究報告(2015)』(仮題)の日本語版を刊行することを決定した。

 

主編の伊志宏教授は、中国の名門大学・中国人民大学の副学長で、経済学院院長、経済学部教授。財務管理、資本マーケット、消費経済などを専攻する、中国を代表する経済学者の1人。

また同大学経済学院に置かれた企業研究センター「中国人民大学企業イノベーション・競争力研究センター」が編著にあたった。

 

本書は、グローバル化が進みダイナミックに変貌する世界市場において、ますます影響力を増す中国経済、とくに個々の企業管理に焦点を当て、膨大な最新データを基にして、中国企業の分析・予測を細かく打ち出した貴重なレポート。

 

2015年に行った全国193社(うち有効回答数153社)へのアンケートと、その回答計2500件に基づいて、アリババ、京東、ハイアールといった中国の代表的成長企業の経営戦略、管理体制などを多角的に分析するほか、李寧(リーニン)社、上海汽車集団といった企業の戦略失敗例なども余すところなく報告。

それにより、中国企業の発展プロセスにおける重大な管理問題を解き明かし、企業や政府、専門家らの参考になり得る、画期的な戦略を提言している。

 

もちろん中国ビジネスにかかわる日系企業や日本のビジネスパーソンにとっては、競合または提携する可能性のある中国企業の実態を知るために、また中国経済の研究者やジャーナリストらにとっても中国経済の最新状況を知るために、必携の1冊となっている。

 

日本語版の翻訳は、日本僑報社・日中翻訳学院修了生で『目覚めた獅子 中国の新対外政策』(黄衛平著、同社刊)を翻訳し、同学院「第四回翻訳新人賞」を受賞した森永洋花さんが担当した。

※『目覚めた獅子 中国の新対外政策』

http://duan.jp/item/202.html 

 

【主編紹介】伊志宏(イ・ジーホン)

中国人民大学副学長、経済学院院長であり、経済学部の財務・金融学科の教授。教育部の大学商工管理専門指導委員会の副主任を兼任しており、第4回全国商工管理修士(MBA)指導委員会委員、中興北京市第10回、中国共産党第11回全国代表大会の代表を努めた。主に財務管理、資本マーケット、消費経済の分野を研究。「国家級優秀教育団体」(2010)、「国家優秀教育成果賞 二等賞」(2001)、「北京市優秀教育成果賞 二等賞」(2001、2008)、霍英東教育基金「大学優秀青年教師賞 三等賞」(2002)などを受賞した。

 

【編著者紹介】中国人民大学企業イノベーション・競争力研究センター(Research Center for Coporate Innovetion and Competitiveness, RCCIC)

主に中国人民大学経済学院の研究に基づき、中国企業の成長・発展過程における重大な管理問題を調査・研究し、企業、政府および関連学者などのために支援を行う。国際的知名度を誇る開放式研究プラットフォームを設立、中国特有の企業管理の実情を分析し、かつ関連管理理論に貢献すると同時に、中国の企業管理と戦略に応用することで長期にわたる発展を促すことが、同センターの主旨である。

 

【訳者紹介】森永洋花(もりなが・ようか)

中国吉林省生まれ。中国で中学校教師を経て2002年に日本へ留学。日中韓フリーランス翻訳者として産業翻訳の仕事をこなしながら、日中翻訳学院の武義塾に入塾して出版翻訳を学ぶ。2015年に1作目の翻訳著書『目覚めた獅子 中国の新対外政策』が出版され、日本僑報社「第四回翻訳新人賞」を受賞。また、中国語講師として企業の語学研修も行っている。