島田晴雄学長ら「島田村塾訪問団」

中国メディア多数が報道、感動伝える

 

段躍中撮影

 

 

【日本僑報社発】著名な経済学者で若手経営者たちの私塾「島田村塾」を主宰する島田晴雄氏(千葉商科大学学長)がこのほど「島田村塾湖南訪問団」(一行13人)で湖南省などを訪問、その模様が多くの中国メディアで報道された。

湖南省出身で日本湖南人会会長でもある日本僑報社の段躍中編集長が、同団を引率した。

 

湖南人文科技学院は、公式サイトを通じて、島田学長ら一行の初訪問について報道。

それによると、双方の座談会の席で同学院から「今回の交流を通じて、千葉商科大学との協力関係を打ち立てたい。教師や学生の相互交換、教師の育成、科学研究などの分野で協力をはかるほか、日本の若者たちが中国で文化や言葉を学ぶことも歓迎したい」との積極的な提案があった。

島田学長は「島田村塾」や今回の訪中メンバーを紹介するとともに、「中国文化と湖湘文化(現在の湖南省一帯に形成された特色ある悠久の文化)に非常に関心がある」と述べたという。

 

※ 湖南人文科技学院サイト「日本僑報社社長、千葉商科大学校長一行来校交流」

http://www.huhst.edu.cn/info/1290/45068.htm 

 

また、中国新聞社湖南支局は公式サイトに「日本友人:請更多朋友分享我在湖南的感動」(日本の友人:多くの友人に湖南の感動を共有してもらいたい)と題する記事を掲載。

 

それによると、湖南大学の前身で中国四大書院の1つである同省長沙市の「岳麓書院」を訪れた一行が茶室で休憩した際、メンバーの石井宏明さんが銘茶「君山銀針茶」などを購入。その時に、店側の勘違いで客から99元多くもらいすぎていたことを後になって責任者の潘英さんが気付いた。

 

「このお金を返さなければ」と潘英さんは八方手を尽くして一行を探したが、彼らはすでに長沙を離れた後だった。そこで中国SNSの「微信」(WeChat)を通じて段編集長やガイドに連絡。その結果、中国のネット送金サービス「電子紅包」を通じてガイドに99元を送り、ガイドから石井さんに無事、差額を返金することができたという。

 

石井さんは微信の利便性とこの予想外の出来事に驚くとともに、日本のSNSを通じて「湖南での感動を日本の友人と共有したい」と喜びの声を上げていた。

 

島田学長は「今回の旅は、私を完全に“湖南ファン”にさせた」と述べた上で、「日中間の往来拡大、理解の促進には、人々の相互信頼を築くことが重要。両国民はメディアの報道を知るとともに、経済協力、観光、留学などを通して自ら体験し、相手国の人々の暮らしや思考を感じ取ることが大事だ」と語ったという。

 

※ 中国新聞社湖南支局サイト「日本友人:請更多朋友分享我在湖南的感動」

http://www.hn.chinanews.com/news/0420/shsh/2016/265111.html

 

※ 人民網日本版サイト転載

http://japan.people.com.cn/n1/2016/0421/c35467-28294254.html