第四回 宮本賞受賞作品集

『日中経済交流の次世代構想』 日本僑報社から刊行決定

若者が考える「日中の未来」シリーズの第二弾

 

 

 

日本僑報社2月19日の発表によると、「日中経済交流の次世代構想 〜日中学生懸賞論文〜」(元中国大使 宮本雄二・監修、日本日中関係学会・編)が、同社から刊行されることが決まった。5月に発売される予定。

 

同書は、2015年に日本日中関係学会が募集した第4回宮本賞(日中学生懸賞論文)で、最優秀賞などを受賞した12本の論文を全文掲載。若者が考える「日中の未来」シリーズの第二弾でもある。 

 

「宮本賞」は、日中の若者が日本と中国ないし東アジアの関係に強い関心を持ち、よりよい関係の構築のために大きな力を発揮していけるように、そのための人材発掘・育成を目的とし、2012年からスタートした。テーマは「日本と中国ないし東アジアの関係に関わるもの」と幅広く設定している。第4回での募集者は「学部生の部」で24本、「大学院生の部」で27本。中国大陸の大学からも多くの応募があった。論文のレベルも年々、高まっており、日中の若者がいま何を考えているか、存分に知ることができる。

 

今回の受賞作品は下記の通りである。

最優秀賞、方淑芬さん(日本大学商学部3年)、董星さん(同4年)、関野憲さん(同3年)、陳文君さん(同3年)、小泉裕梨絵さん(同2年)、姜楠さん(同2年)。

 

優秀賞、幡野佳奈さん(山梨県立大学国際政策学部4年),倪木強さん(日本大学商学部3年)、佐藤伸彦さん(同4年)、趙宇鑫さん(同3年)、韓姜美さん(同3年)、林智英さん(同2年),福井麻友さん(明治大学経営学部4年),張鴻鵬さん(名城大学法学研究科博士課程後期3年),龍蕾さん(広東外語外貿大学東方言語文化学院日本語言語文化研究科博士課程前期2年),堀内弘司さん(早稲田大学アジア太平洋研究科博士課程2015年3月修了),胡優さん(立命館大学大学院政策科学研究科博士課程前期2年)。

 

佳作、西野浩尉さん(明治大学経営学部4年),艾鑫さん(北京師範大学外国言語文学学院4年),盧永妮さん(北京外国語大学北京日本学研究センター社会コース博士課程前期2年),宋ケ鵬さん(広東外語外貿大学東方言語文化学院日本語言語文化研究科博士課程前期1年),李書琴さん(北京外国語大学北京日本学研究センター社会コース博士課程前期2年)。

 

編者紹介、日本日中関係学会は21世紀の日中関係を考えるオープンフォーラムで、「誰でも参加できる」「自由に発言できる」「中国の幅広い人々と交流していく」をキャッチフレーズに掲げている。主な活動としては、@研究会・シンポジウムを随時開催、A毎年、「宮本賞」日中学生懸賞論文を募集、Bビジネス実務者による中国ビジネス事情研究会の開催、Cホームページ「中国NOW」で、中国の政治・経済などの情報を提供、Dnewsletter(年3回)の発行、などがある。会員は約410名。