木寺昌人駐中国日本大使と面会

「作文コンクール」の途中経過報告で

 

 

 

北京国際ブックフェアに出席するため、北京を訪れた日本僑報社(段躍中編集長)一行は8月28日正午、北京の駐中国日本大使公邸を訪問、木寺昌人大使夫妻と面会した。

今年第11回を迎えた日本僑報社・日中交流研究所主催「中国人の日本語作文コンクール」の後援機関の1つである日本大使館に対し、同コンクールの途中経過と今後について報告することがその主な目的だった。

 

木寺大使はまず、先月訪れたという、段編集長のふるさとでもある湖南省の印象を述べた上で、一行に歓迎の意を表明。続いて段編集長が、日本僑報社の話題の新刊『新疆物語―絵本でめぐるシルクロード』『中国式コミュニケーションの処方箋』を大使に進呈した。

 

この後、大使公邸での昼食会に招かれた一行に対し、木寺大使は、日本語作文コンクール開催や中国・日中関連書籍の出版など、日本僑報社が長年、日中相互理解のために尽力していることを高く評価。「今後もさらなる発展に期待します」と励ましの言葉を述べられた。

 

また、第11回日本語作文コンクールを例年同様12月12日に日本大使館で開催することや、来年の日本僑報社創立20周年の節目の年に開催する祝賀イベントに対し、いろいろと協力していただくことなどについて合意を得た。

 

席上、木寺大使は在席者に、かつてフランスに駐在した際のエピソードや中国での見聞、所感を率直に話され、宴席は終始和気あいあいの雰囲気の中で2時間にわたり行われた。最後に一行は大使夫妻と記念写真を撮影した。

 

今回の訪問で印象に残ったことは、大使夫妻が、訪問した一行を公邸正門まで出迎え、また見送られたことで、この心のこもった持てなしには深く感銘を受けた。

この場を借りて、大使夫妻ならびに大使館員の皆様に、心より感謝を申し上げたい。(李敏・記=第9回日本語作文コンクール最優秀賞・日本大使賞受賞者、在北京)