中国ビジネス小説『パラサイトの宴』 日本僑報社から刊行へ

 

パラサイトの宴の表紙

 

 

 日本僑報社6月10日の発表によると、中国ビジネスをテーマにした小説『パラサイトの宴』(山本要著)は、日本僑報社から刊行することを決定した。発売は7月中旬からと予定している。

 

 本書の内容紹介、現代中国が抱える闇の中で日本人ビジネスマンが生き残るための秘策とは?中国社会の深層を見つめる傑作ビジネス小説。日系大手フォワーダーの広州支店総経理に任命された武藤和郎は社長直々に現地スタッフの不正調査を命じられる。不正の中心人物と目されるマネージャーの林国輝は現地の裏社会に通じ、官僚にもコネのきく実力者。大多数を占める中国人スタッフを管理し、前総経理の弱みを握り傀儡化した林。武藤から見れば私利私欲に走る強欲な人間にしか見えなかったが、そんな林にも譲れない思いがあった……。会社、家族、日本、中国――。四つの世界の狭間で苦悩する二人の男がたどり着く衝撃の結末とは……。駐在員の真実に迫る!

 

 著者紹介、山本 要(やまもと かなめ) 1979年生まれ。兵庫県出身。慶応義塾大学文学部を卒業し、慶應義塾 大学大学院文学研究科修士課程を修了。2006年に毎日新聞社に入社。事業本部などでの勤務を経て、2010年に香港で起業し独立。事業を営む傍ら小説の執筆を開始。