日本僑報社 中国の大学生訪日団に受賞作文集を贈呈

 

受賞作品集を手に記念写真を撮る大学生たち。

 

今年のポスターを手に記念写真を撮る大学生たち。

 

 

3月16日夜、JENESYS2.0日中青少年交流の一環として来日している中国人大学生の第19陣交流団164人(全員日本語専攻の学部生と院生)の報告会が、東京プリンスホテルで開催された。それを先立ち、日本僑報社による中国人の日本語作文コンクール受賞作品集贈呈とコンクールに関する説明が行われた。

 

日本僑報社編集長の段躍中氏は、コンクール概況を紹介したほか、過去の受賞作品集及び第一〜十回のコンクール特集を全員に贈呈した。段躍中氏は挨拶の中に、次のように述べた。

 

中国人の日本語作文コンクールは、日本僑報社日中交流研究所が主催し、日本国外務省、在中国日本国大使館、中国日本商会、日中友好会館などが後援。株式会社ドンキホーテホールディングス、東芝国際交流財団などが協賛、朝日新聞社をメディアパートナーとして行われる。

 

今年のテーマは下記の三つがある。第二次世界対戦終了から70年という節目の年に開催されるため、両国の未来を担う自分たちの世代について考えてもらおうという趣旨により「日中青年交流について」と、さらに日中相互理解を深めるために、日本や日本人に対して不思議に感じたり疑問に思うことを書いてもらう「『なんでそうなるの?』」、そして、日々指導を受けている日本語の先生について綴ってもらう「わたしの先生はすごい」の3つのテーマが選ばれた。テーマの選択は自由で、1人につき複数作の応募も可能だ。

 

11回中国人の日本語作文コンクールへの応募資格は、日本への留学経験のない中国人学生であることで、応募作の中から最優秀賞(日本大使賞)1作のほか、1等賞、2等賞、3等賞計60作、さらに佳作賞100作程度が選出される予定。なお、最優秀賞受賞者は日本に一週間招待される。また入賞作は作品集として書籍にまとめられ、日本僑報社から出版される。

 

作文の応募期間は5月11日から5月31日までで、詳細は主催者のウェブサイトを参照のこと:http://duan.jp/jp/2015.htm