「日本語作文コンクール」受賞者の朗報続く

指導教師から嬉しいメール

 

一等賞受賞者の汪さん。日本僑報社提供

 

汪さんの作文も収録した受賞作品集。

 

 

日本僑報社・日中交流研究所主催の第10回「中国人の日本語作文コンクール」で見事1等賞を受賞した汪婷さん(南京農業大学)がこのほど、公益財団法人 安田奨学財団(安田隆夫理事長)の2015年度奨学生として選出された。

 

同大学外国語学部日本語科の日本語教師で、汪さんのコンクールへの参加を熱心に後押しし、指導された石原美和先生から3月15日、報告メールが届いた。石原先生は今年の第11回中国人の日本語作文コンクール「推進大使」もつとめている。

 

これは先日、同じく安田奨学財団の奨学生として選ばれた金夢瑩さん(嘉興学院、第10回コンクール3等賞受賞)の朗報に続くもの(日本僑報社・段躍中編集長のブログやメルマガなどで既報)。

 

石原先生はメールで、汪さんの奨学生選出について「この度、有難いことに奨学生として選んでいただくことが出来ました。本人も夢のようだと喜んでおります。重ねてお礼申し上げます」と感謝の意を表明。

 

さらに、第10回コンクールへの参加について「正直に言うと、コンクールに応募することを意識して書くことに少し抵抗があったというべきかもしれない」と率直に述べた上で、「しかし、今回、北京での授賞式・懇親会に参加させて頂いて、自分の無知を恥じております。学生さんとのスピーチの練習、インタビュー対応準備、初めての大使館、みなさんとのホテルでの楽しい朝食、懇親会で我が子の受賞を喜んでいらっしゃる親御さんの御様子……。多くの方々と『作文』を中心に『集える』ということは、こんなにも楽しいことかと思いました。感動の連続でした。『中国人の日本語作文コンクール』の御蔭です」と、その感動と感謝の念を示している。

 

汪婷さんを奨学生として選出くださった安田奨学財団には、コンクール主催者として心より御礼を申し上げ、また汪さんには今回の日本留学を通して、一層のご活躍とご発展を祈念したい。

 

石原先生と同大日本語科の学生の皆さんには、改めてコンクールへの参加に御礼を申し上げるとともに、これからもまたコンクール参加に果敢にチャレンジしていただくよう、ぜひともお願いしたいところである。

 

※コンクール受賞者など関係の皆様には、金夢瑩さん、汪婷さんのように新しい情報があれば、お気軽に事務局までお寄せください。随時、ブログやメルマガなどで取り上げさせていただきます。