日中経済文化講演会が北京で開催

「経済発信力」執筆者が報告

 

工藤氏も執筆参加した書籍。

 

工藤園子氏。日本僑報社提供

 

 

3月14日、在中国日本国大使館にて日本大使館及び北京日本人学術交流会共催の日中経済文化講演会が開催された。講演者は『日中関係は本当に最悪なのか―政治対立下の経済発信力』執筆者の工藤園子氏とイオンの中国事業最高経営責任者の羽生有希氏。

 

工藤氏は中国政府の中枢エリア中南海に桜を植樹し、「日本さくらの会」で第4代さくらの女王に選ばれたこともある。その経験から桜を通じた日本とアメリカ、ドイツとの深い交流、そして中国でも少しずつ始まった交流について語った。また、家を中心に伝承されてきた茶道の歴史にも言及した。

 

一方、羽生氏はイオン創業者である岡田家の家訓「大黒柱に車をつけよ」から、「時代の変化に対し臨機応変に対応する」との経営理念を語り。また、日中文化の差よりも、国内地域間における文化の差の方が大きいと語った。

 

会場には200人ほどがつめかけ、多くを中国の若者がしめた。木寺昌人駐中国大使が「大使はどんな仕事をしているのですか?」「日中関係をよくするためにどうすればいいですか?」など、いくつかの質問に気さくに答える一幕も見られた。

 

工藤氏が執筆者の一人を務める『日中関係は本当に最悪なのか―政治対立下の経済発信力』については下記URLが詳しい。

http://duan.jp/item/172.html