中国を語る 滔天会文化講演会9/6開催へ

 

両書の表紙。

 

 

アジア解放という大志を抱き、中国の辛亥革命(1911年)を支えた日本の革命家、宮崎滔天(1871−1922年)の意志を汲む、民間の日中交流の集まり「滔天会」の文化講演会が9月6日(土)午後、東京・西池袋の豊島勤労福祉会館で開かれる。

 

「中国の『穴場』と『漢字』を巡る日中の文化交流」をテーマに、日本僑報社の新刊『中国の“穴場”めぐり』の著者代表である藤村幸義氏と、同新刊『日本の「仕事の鬼」と中国の〈酒鬼〉』の著者である冨田昌宏氏が、それぞれ著書の読みどころや日中文化交流の具体例などについて詳しく語る。

 

『中国の“穴場”めぐり』は、東京・八重洲ブックセンターのベストセラー第2位を獲得。また『日本の「仕事の鬼」と中国の〈酒鬼〉』は、日本図書館協会選定図書に選定された。いずれも最新の中国関係図書の話題書となっている。

 

講演会への参加希望者は、件名を「滔天会文化講演会(9/6)参加希望」とした上で、事務局メールアドレス「info@duan.jp」宛、お名前、連絡先(電話、メールアドレス)、参加人数をそれぞれ明記して、事前にお申し込みください。

 

日時や会場などの詳細は、下記の通り。

 

 

■滔天会文化講演会■

 

日 時: 2014年9月6日 (土) 午後1時30分〜4時30分

場 所: 豊島勤労福祉会館 4階 第3―4会議室

      〒171-0021 東京都豊島区西池袋2−37−4(地図)

 

演 題: 中国の「穴場」と「漢字」を巡る日中の文化交流

 

講 師: 藤村幸義氏(拓殖大学名誉教授、日中関係学会副会長)『中国の“穴場”めぐり』著者代表

 

冨田昌宏氏(元重慶総領事、元外交史料館長)『日本の「仕事の鬼」と中国の〈酒鬼〉』著者

 

司 会: 段躍中氏(日本僑報社・日中交流研究所)

会 費: 一人¥1,000  (当日・茶菓子代)

申込先: info@duan.jp

 

※ 件名を「滔天会文化講演会(9/6)参加希望」とした上で、お名前、連絡先(電話、メールアドレス)、参加人数をそれぞれ明記して、事前にお申し込みください。

 

【講師略歴】

藤村幸義(ふじむら たかよし)

1944年生まれ。1987年に日本経済新聞社北京支局長。93年に論説委員。拓殖大学国際学部教授を経て2014年から拓殖大学名誉教授。日中関係学会副会長。著書に『アジア経済に未来はあるか』(東洋経済新報社)、『老いはじめた中国』(アスキー書房)、『中国バブル経済のからくり』(勁草書房)など。

 

◆大反響の『中国の“穴場”めぐり』を語る

本書の特徴は単に景色がすばらしいとか、観光的な価値があるとかいうだけでなく、紹介を通じていまの中国の文化、社会、経済の背景をも浮き彫りにしようと心掛けたことでしょうか。中には旅行社に頼んでも、簡単には行けないような場所もあります。

(元中国大使・日中関係学会会長 宮本雄二氏『まえがき』より)

 

冨田昌宏(とみた まさひろ)

1947年生まれ。1970年神戸市外国語大学中国学科卒、外務省入省。外務省本省で、アジア局中国課、国際情報局分析二課での勤務を歴任。北京・広州・大連・マレイシア・ペナン・米国ニューオーリンズでの勤務を歴任。2004年-09年、在重慶総領事。2009年-11年、外務省外交史料館長。

 

◆ケ小平訪日通訳のベテラン外交官が語る奥深い漢字の世界

冨田氏は、外務省で長年中国外交に携わり、北京・重慶など各地での勤務経験も豊かなベテラン外交官。1978年10月のケ小平訪日では通訳を務め、面識を得た中国各界の要人も少なくない。著書では、中国との関わりの中で得た体験や情報をもとに、日本と中国をつなぐ漢字文化の奥深い世界を軽妙に明かす。