日中翻訳学院修了生いよいよデビュー『中国の未来』日本僑報社より刊行

 

『中国の未来』のチラシ

 

 

日本僑報社が主催する「日中翻訳学院」修了生による翻訳作品第一号、『中国の未来』(金燦栄著、東滋子訳)が123日から発売された。訳者の東滋子さんは、北九州市立大学外国語学部中国学科卒業後、北京大学に留学。北京にて日系航空会社勤務後、翻訳に携わっている。学院修了生の翻訳書デビューに、日本僑報社では多くの人に手にとってもらいたいと、広報にも力を入れている。

 

『中国の未来』は、中国の国際関係学の第一人者で、CCTV等でも活躍し人気のある金燦栄教授(中国人民大学)の著作。原著は2012年に出版され、一般読者に向けた親しみやすい語り口で、現代中国が抱える数多くの難題と矛盾、政府の政策を大胆に分析して話題を呼んだ。特に金燦栄教授の専門分野である国際関係学・中国の対外政策研究の観点から、「中国の命運は世界の命運と共にある」という立場で中国の未来を見据え、モデルケースと平易な言葉で解説している。

 

「日中翻訳学院」は2008年に設立され、主として日中間の出版翻訳で活躍できる高レベルな人材育成を目標としてきた。現在は「武吉塾」(中文日訳)、「三潴塾」(中文日訳)、「薛塾」(日文中訳)、「鄭塾」(日文中訳)、「洋子塾」(翻訳・同時通訳)の5講座を開設し、実務と人材教育に確かな実績のある講師陣を迎え、それぞれ特色のある講義内容を展開している。講座は主に1015回のメールによる通信添削とスクーリングを組み合わせ、短期間でのレベルアップを図る。1回あたりの受講料が他の翻訳スクールに比べて良心的なのも歓迎され、募集開始後に満員御礼となる講座もある。修了生には、日本僑報社の翻訳人材データバンクへの無料登録などの特典もある。

 

また、日本僑報社は2013年より新たに「日中翻訳協会」を設立し、日本と中国の出版交流に橋をかける翻訳仲介事業を本格的に展開する。翻訳人材を育成する日中翻訳学院との連携により、今後も日中を股にかけた良書の出版を手がけていく。学院修了生の翻訳作品としては、『中国のグリーン・ニューディール』(胡鞍鋼著/石垣優子・佐鳥玲子訳)、『人民元読本』(陳雨露著/森宣之訳)の近日出版が予定されている(仮題)。

 

日中翻訳学院http://fanyi.duan.jp/